私と呪術師二人。ただし最強。〜捌〜

350話 ページ18

※Noside



「お前は本当につまらんな」


真希は再び蹴りを入れると壁に叩きつけた。しかし、柵で身動きを封じられていたがすぐに宿儺は外した


「恵の面(ツラ)で喧嘩が強いと違和感凄ぇな
(死なねぇっつっても「釈魂刀」で斬った後は反転術式で治んのか…？)
悠仁とりあえず目標は殺してでもアレ(・・)を捕まえることだな？」

「押忍」

「もっと速くしていいか？」

「押忍！！」


そう言うと、虎杖と真希はスピードをあげた。しかしそれは宿儺も同じだった
2人の攻撃は宿儺に全てかわされた


「(おそらく同胞を傷つける時この肉体は俺を強く拒絶し術式への呪力出力を落とすならば)
「捌」「蜘蛛の糸」」


宿儺は地面に蜘蛛の巣状の斬撃を入れた。虎杖と真希は地面が崩れバランスを崩した。その瞬間に宿儺は真希に拳を入れた。が、彼女は倒れず血をプッと吐いた


「いいぞ！！」


再び、接戦を繰り広げた。宿儺を追い詰めた瞬間彼らは何かに気付いた


「出力最大「霜凪」」


その場が氷山のように氷に覆われた。裏梅の仕業だ


「はっはっ絶景絶景」

「差し出がましい真似を致しました。どうかお許し下さい」

「良い」

「それから一応虎杖悠仁の凍結を弱めましたが……」

「小僧はもう用済みだ。どうでもいい
だがあの女に呪力を偏らせたのは正解だ
肉体(からだ)を仕上げる。"浴"の用意をしろ」

「既に出来ております。少々ご足労いただくことになりますが……」

「相変わらず痒い所に手が届く」


裏梅は超うれしかった
氷が割れると虎杖が現れたが彼らは鵺に乗っていた


「宿儺ぁ！！」

「殺しますか？」

「待て待てよく見ろ。笑えるぞ」

「なんと情けない」

「ほら いただろ!!あの播磨(はりま)の!!」

「フッ確かに……口元が特に」

「似てるだろう！？」


彼らは虎杖の情けない顔を見て笑いながら飛んでどこかに行ってしまった


『光操呪術「雷光の柱・改」』


その瞬間彼らに巨大な雷の柱が降り注いだ
鵺に当たると鵺は地面に落ちたが、消滅はしなかった


「宿儺様！お怪我は！？」

「問題ない……小娘か…」

『ふぅ…なんとか間に合ったね！久しく見ないうちになんか変わっちゃったね恵』


彼らの頭上には呪霊に乗ったAがいた。彼女の腕の中には気を失っている来栖がいた

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