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「、、、、、！」
「俺の周りに寄ってくるヤツなんて、俺をアクセサリーみたいに思ってるようなバカな女ばっかりだし。好きな女じゃなきゃ誰でも同じだろ？」
「好きな女の子？いるの？」
「成宮は？つきあってるやついるの？」
「いないわよ。いても仕方ないから。」
「なんで？」
「私は家の道具だから。」
「道具？」
「そう。そのうちに親が選んだ、家にとって有意義な人と結婚するのよ。」
「それでいいの？」
「いいも悪いも無いわ。それが当たり前の世界に生きてきてるのだから。」
「やな世界だな(笑)」
「櫻井くんだって同じ世界じゃない(笑)」
「理解したくもないわ。」
「そうね。櫻井くんの好きな女の子は？その子と付き合わないの？」
「逢えないんだ。」
「逢えない？」
「正確にはどこにいるのかわからないんだ。」
「どうして？」
「親に引き裂かれたって言ったら笑う？ってか笑えるよな、どんな時代だよって。」
「やな世界の人達って時代とか関係ないのかも。それでその彼女、、、探さないの？」
「探して見つけたとしても、どうしようもない程に子供だったから。やっと探せる程度には大人になったかな？」
「見つかるといいね。」
「あはは。ありがとう。」
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2018年2月17日 19時
