訂正中ーLOVEーふたりの軌跡 *s.s *Part.2改訂版 (ページ24)

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74・マジ・・？ページ24

ふたりで後部座席に

乗り込み助手席の良子さんは

楽しげに春兄と会話中。

……何で春兄がいんだ？

まさかまだ家教師？はマズいだろ。

あ話あるとか言ってたな。

……Aに学校生活で問題あるとは

思えない。

むしろトップクラスの優等生。

クラスにもすっかり馴染んだ。

俺のが数学18点……マジヤバ！

J辞めさせられる前に何とかしねーと。

翔「何で春兄……よく来んの？」

A「たまにお母さんが誘うの。

　先生のファンだから」

昔から親受けいいもんな。

翔「良子さんって……」

俺が名前で呼ぶと俺にまで

そう呼ばせることに呆れ顔の A。

絶対！おばさんはNGワードと

笑いとばしている。

翔「美人で優しくて料理上手。

　最高じゃん。マジうちとトレード」

良子さんは急に参入して喜んだ。

俺みたいな自慢の息子が欲しいってさ。

実は息子も欲しかったそう。

でイケメン好きらしい。

A「お父さんは全然……あイケメン
　
　パラダイス率いてるから？」

つい笑ってしまう俺と春兄。

A母「パパはハートがイケメン！」

春「相変わらず仲いいなぁ」

……本当におしどり夫婦なんだ。

約20分で店に到着。

翔「お～肉肉！」

春「しっかり食べてデカくなれ」

頭を撫でてくる。

クソ！ガキ扱いしやがって。

春「Aちゃんは～いい女になる為

　しっかり脂肪付けて」

A「……余計なお世話！」

そうだそうだ！

……確かにもっと付けてもいい。

春「やっぱ普通男はないよりある方

　がいいよ。な翔だってだろ？」

お俺に振るな！

Aは赤くなって俺を睨む。

翔「何も言ってないし！」

春「思ってる思ってる」

翔「春兄！」

……結構人で遊ぶの好きだよな春兄。

春「ごめん反応可愛いから。行こ」

　
……おい！Aの腰を押して行くな！

ドキッとしたまま

居心地悪そうに行く A。

おい！スケベ教師！

人の彼女に気安く触んな！

Aも言え……ないわな。

春兄俺の彼女ってわかってんだろが。

俺からかって遊んでんのか？

……マジか……？

マジ Aを……。

じゃ余計許せねーわ！

思わず Aの腕を引き止めた。

２人共驚いたように立ち止まる。

つい春兄を睨むように

凝視する俺だった。