傷だらけな能力者3 (ページ5)

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整理ページ5

和也side

貴方「二宮さん、しっかり支えてくださいね。」

和「はいはい。」

俺は、Aと資料室の整理をしていた。

天井近くまである棚からファイルを取るために、脚立を使っている。

はぁ。何で俺がこんな事を。

相葉さんが非番じゃ無ければやらせたのに。

脚立の足を押さえつつ心の中で文句を言った。

貴方「はぁ、それにしても…今日で終わるかなぁ」

思っている事をそのまま口に出す。

単純な所は昔から変わらない。

翔さんがこの前言っていた言葉が出てくる。

翔『俺、やっぱりAが裏切ったなんて思えない』

…わかってる。

俺の力を使えば、あの日本当に裏切ったかどうかなんてすぐに分かる。

でも、怖い。

本当に裏切られていたら…？

みんなも、俺が力を使えばハッキリするとわかってる。

俺に気を使って言わないだけだ。