５２° ページ24
“本当に翔ちゃんが好きなら、そのままの翔ちゃんを好きになってあげてよ”
二宮くんが言った言葉が、今なら分かる。
二宮くんを含むシェアハウスの皆さんが、仲良いからこそ、ずっと一緒にいたからこその言葉だったって。
赤の他人同然の私が言ったことで
何も知らない私が言ったことで
少しは翔先輩のチカラになれたのかな。
翔｢本当、身近な人をも大切に出来ないって｣
そんなこと…っ、
｢そんなことないです。高校の時の翔先輩と今の翔先輩を知ってる私が言うんです！｣
大丈夫。なんて軽く言える言葉じゃないけど、伝えなきゃ、
私が、伝えなきゃ
｢もちろん、二宮くんたちの方が長く一緒にいるかもしれないけど…｣
それでも、私は…
｢…私は、そのままの翔先輩が好きなんです…、｣
翔｢……Aちゃん、｣
もう自分が何言ってるか分からなくなって
文と文が噛み合ってないかもしれないけど
｢大切なものって無くなるわけじゃないから……だから翔先輩のお母さんも、翔先輩は大切な人って言うのを伝え続けるためにシネンシスを送り続けてるんです、｣
だから……って続けようとして
Aちゃん。って翔先輩に呼び止められた。
翔｢…ありがとうね｣
眉を下げて笑う先輩に
唐突に、フラれるのかなぁ、なんて思ったら、止まったはずの涙がまたポロポロ落ちてきて。
困らせてるのは分かってるけど
本当に、翔先輩の事 大好きだったんだなぁ。
なんて思ったら、止まらなかった。
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ハチミツ(プロフ) - あまねさん» わぁ〜あまねさんありがとうございます!! 嬉しいです〜！私も好きです(らぶ) (2021年3月24日 14時) (
レス) id: eb8036caf9 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え？？？神ですか？あ、神ですね！( ´∀`)ﾊﾊﾊ好きです（唐突な愛の告白←） (2021年3月23日 21時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハチミツ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hachilover01/
作成日時：2021年3月2日 0時
