Primrose (ページ4)

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０３° ページ4

雅紀｢な、なにこれーっ！？｣

智｢んま笑｣

｢ルフランパティシエーです｣

智｢ルフラ…ん？｣

んま～！なんてキラキラの目で喜んでくれる2人の先輩。

雅紀｢え、何者！？｣

｢親が三ツ星ホテルのシェフなので、料理は小さい頃からやってて…｣

そう言うと目おっきく見開いて｢えーっ！？｣なんて絶叫。

智｢これホントに冷蔵庫の中身？｣

｢はい、まぁ……。｣

時計みて、今日はもう外暗いし、今から探しても見つからないかも。なんてため息が出る。

｢じゃあ帰りま｣

？｢……なにこれ｣

急に声がして後ろから覗かれてる気配がした。

玄関に背向けてたから、分かんなかった

分かんなかったけど…声が

智｢あ～翔くんおかえり。この子が作ってくれたルフランなんちゃら｣

雅紀｢まだ見学中だけど、ねー？｣

うっそ、

いくら探しても見つからなかったのに

翔｢…なに？｣

授業後に探すしかなかったから、サークルの勧誘までも犠牲にして必死に探して

今日で3日目で

会いたいから、近づきたいから同じ大学に入ったっていうのに、これから会えない不安がおっきくなってた頃で……

やっと、会えた

櫻井翔先輩。