好きだった【S.S】 (ページ7)

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6.英語クラス1 ページ7

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翔くん程じゃないけど、
そこそこの私立小学校に通ってた私は、
エスカレーター式に高校に進学することになり

お稽古はバレエだけに決めてたけど、
これを機会に、英語力を磨くことにした。

会社を経営している父に以前から
学業も英語に力を入れるように
助言されてて得意科目だったし、
バレエで留学出来た場合に備えて
世界の共通語は必須だと思ってた。

中学時代も、夏休みや春休みには、
短期で英語の先生を招いて
集中講座を受講したりして
TOEICの点数を伸ばしたりしてたから

高校生で入会した
英語のスキル別クラスで、
1番成績の良いコースに振り分けられた。

レッスンの初日が高校の委員会決めと重なり
少し遅くなり、慌てて教室に飛び込んだら、
そこに翔くんがいた。

ビックリして絶叫した。

私の計算では小5くらいのはず…
あれ？
この教室中学生以上社会人可の
スキル別クラスだよね？
あれ？

私はそこで、翔くんが中1になったと知った。
知り合って5年近くしてから、
3学年下だったって知った。

たーしーかーに
いつも、賢そうだったけど、
本当に小さくて可愛かったの

てっきりはとこのマサキくらいだと…
5学年くらい下だと思ってたのに…。