7.英語クラス2 ページ8
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高1の私が、このクラスに振り分けられたこと
かなり光栄だったのに…
中1で、しかも、その頃まだ小さかった翔くんは
めちゃめちゃ目立ってた。
ペアになって英会話する時なんかは、
やっぱり近い話題が豊富でやりやすくて
お互いに、時間延長して練習したりした。
中高生は、私達2人だけの20人程度のクラス
だったから、姉弟のように扱われ
一人っ子の私には、始めて味わう身内感覚で
彼と過ごす時間が心地よくて
いつしか、翔やん、姉さんと呼び会った。
バスで初めてあったとき、
お姉ちゃんて呼んでくれて天使な風貌だった翔くん。
その後、彼がピアノの日は
バス停で、待ち伏せして
困惑気味だった翔くんを
ぐいぐい行って慣らして行った。笑
ちっちゃい男の子だと思ってたから、
あそこまでぐいぐい行けたけど、
出会って5年、付かず離れず？
週に1度会う親友…？弟？…
中学に進学した彼は
身長こそまだ低かったけど、
頭の良さと、品のあるたたずまいで
イケメン度も増していて…
男としても魅力的だった。
3年間通った英語クラス
翔くんは英語に入った時点でピアノをやめてて
私はよりいっそうバレエにかけてたけど、
英語とバレエを両立してこれたのは、
翔くんの存在が大きかった。
私にも彼氏はいたし、
翔くんにも彼女は出来たりしてたけど
そんなことも英語で雑談したりした。
でも恋愛対象じゃなかったから…
言うならば、ただの習いごと仲間だから…
3年後、このクラスを卒業したら
私達のつながりはあっけなく
ぷつりと切れた。
私は大学生に…翔やんは高校生になった。
そこから数年空白の時間…
元気にしてるかな？って
時々思い返す…
互いの幸運を願う…
そんな存在だった…
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作者名：まゆら | 作成日時：2020年1月12日 16時
