好きって言ってよ１［佐野玲於］完結

飽きねぇ ページ49

玲於Side



家を出てから3時間後、俺は今雲の上にいる。
そう考えたら、さっきのAちゃんじゃないけど
文明の発展ってすごいことなんだなって思う。



…でもなんで隣がこいつなの？


隼｢玲於〜〜なんか喋って〜〜｣
隼｢玲於〜〜耳がキンキンする〜〜｣
隼｢ねえれ｣ ［うるせぇなまじで］






１番後ろの座席だからか二人がけなのはラッキー
だったけど、隣がこいつだからプラスマイナス０

いやむしろマイナス。





［まじでお前さあちょっと黙れねえ？
…まじここが機内じゃなかったら
速攻、楓さん召喚してたわ…］


何気なく発した言葉だったのに、


隼｢そっか、俺が楓さんの隣行けばいいのか、
じゃあ玲於、お元気で！｣




［いや、ちょ、まてまてまて、は？お前
俺の身考えたことある？？？］



隼［え〜〜楓さんの隣たぶん
Aちゃんだから別に良くない？
むしろ、その方がいいんじゃないの？(にやにや)］





え、まじか
そうゆうことははやく言えよ、きんぱ(以下自粛)




［…はやく行って］





隼｢りょうかいしましたあー！！！｣





馬鹿でかい声出しながら去っていった。
ほんとバカだわあいつ。(笑)





そんなこんなでAちゃんが隣に来たわけだけど




CA｢Beef or chicken？｣



『え！何、なんて言われてるのでしょうか玲於くん…！』



［牛肉か豚肉かどっちがいいですかって聞いてんの］



『え…どうしよ玲於くんは？？？』




［俺ビーフ］




『じゃあわたしもビーフ！twoビーフぷりーず！』


『ちなみにビーフってどっち…？』



［あのさ、Aちゃんって多彩な癖してこうゆうのはできないの？ほんと何者なの偉いの馬鹿なの？www］




『玲於くんが英語ペラペラすぎるんだよ〜
わ！おいしそ！たべよ！これなに肉？』


［だから牛肉ね］


このレベルでよく修学旅行
生きて帰ってこれたな

こいつといたら飽きないわほんと。

それからも


『え、玲於くんSwitchもってきたの！』



［当たり前じゃん旅行にゲームは必須っしょ］



じゃあみてる〜って言って俺のゲーム
のぞいてきたり


『ねえ玲於くん聞いて、こないだおばあちゃんなに送ってきたと思う？リンゴ山ほど送ってきたの！』


［みかんの次はりんごなんだばあちゃん(笑)］



たわいもない話したり



『ねえねえ、映画見ようよ！』



［おれ今忙しいのこいつ倒さなきゃいけないから］





トンっ
左肩に重みを感じたかと思えば



［寝たし(笑)］

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