38 ページ38
今吉君がにやついた顔で私の顔を覗き込んで来た時だった
背後から低く渋い声が彼の名前を呼んだ。
諏佐「今吉」
その声を聞いて今吉君は
はぁ、っと小さくため息を付いて
今吉「やぁ〜っと来たか、遅いわぁ〜諏佐、何しとったん?」
そう言いながら私から私の背後にいるその人へと目線を変え、
彼につられて私も後ろを振り返った。
そこには誰が見てもパンケーキ屋さんには不似合いな
背の高くて少し強面の男の人。
あぁ、この人、確か今吉君とよく居る人…
諏佐「今吉、こんな所に呼びつけてどういうつもりだ」
今吉「どうって?」
諏佐「はぁ、俺はここに一人で入るのに凄く勇気がいったぞ」
「というか、今も凄く居心地悪いぞ」
今吉「はは、すまんな。まぁとりあえずここ座り?」
今吉君に言われて仕方なく私たちと同じ席に座った彼は疲れきっていた。
彼がここに来る事も来た理由も全く知らない私が
貴方「ごめんなさい」謝りたくなる程に。
今吉「Aちゃん?何で謝っとるん?」
貴方「…何でだろう?」
今吉「んー?」なでなで
貴方「…何で撫でるの?」
今吉「何でやろう?^^」
友人「まぁ〜った二人の世界ですかぁ」
貴方「!?///どこが!」
今吉「ほんま、どこでもええから二人きりになりたいわ」
貴方「!///」
友人「そう思うなら…」
二人がまた私にはわからない話をし始めたから
さっき嫌々来たのに放置されたままの彼に話しかけた。
貴方「あの、何か頼みますか?」
そう言ってメニューを渡す
諏佐「あぁ悪い...
今吉「あかーん」
そう言って今吉君は彼からメニューを取り上げた
諏佐「!?」
貴方「!?」
無理矢理ここに呼びつけておきながら(たぶん)
注文させないなんて、どんだけ暴君か!!
今吉「諏佐の分はもうわしが頼んだから^^」
貴方「え?いつ?」
さっき彼が来る前に頼んだのは
私と友人のパンケーキセットと今吉君の頼んだ飲み物だけだった気がするんだけど、
今吉「それより、自己紹介せんとな、諏佐もAちゃんも…あー…後一応君も(友達の事)、
お互いの事知らんやろ?」
そう言って今吉君は私の質問を無視して自分の隣に座り疲れた顔の彼の紹介を始めた。
ーーーー
突然閲覧数が増えたので何でかと思ったら
関連キーワードで上位になっていたのですね。
教えてくださった方々ありがとうございます。
全然気付かなかった。
これは今吉さん好きの皆様が優しく見守ってくださった結果ですね。
ありがたい。
269人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瀬戸口 修乃 - 純粋っスね!!私は悪魔のような汚い考えで………フフフッ、あ、すいません。つい、変なテンションに…ww (2015年2月26日 0時) (レス) id: 72d8857e9e (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - さっこさん» んんっどこだろう。見つけ次第直しますね!教えてくださりありがとうございます。誤字多くてごめんなさい (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 瀬戸口 修乃さん» え!ずるい!私も今吉さんに私をあげたい!….あかん…返品されてしまう…辛い。いやでも返品されるまでの本の一瞬でも一緒にいれるなら….どきどき (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 虹村祥吾さん» ああああありがとうござああああまああす!!!! (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - まりさん» いいなー私の所なんか普通のオジさんですよ、今吉さん風歯医者かぁ羨ましい! (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カンナ | 作成日時:2014年11月14日 0時