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今吉「…」

貴方「…」

ツケコマレ

漬け込む?

今吉くんが私を?

漬け物にするの?って、

ちゃうわ!

と、今吉くんの予期しない発言を理解するのに

一瞬、脳内で寒々しい一人のり突っ込みをして、

八ッと我に返った。

貴方「私…」

反論するつもりだった。

私は結構警戒心の強い人間だと思っていたし、

こんな何でもない会話をつけこんでいると言われたら、

異性との雑談全てがつけこまれていることになってしまうし、

そもそも今吉くんが私をつけこんで何の得があるっていうの。と。

だけど反論どころか何も言えなくなってしまった。

いつの間にか今吉くんが鼻先が触れ合いそうなほど顔を寄せていたから。

そして低く甘い声で

今吉「…そやからAは隙だらけや言うねん…」

そう言って今吉くんは私の目を見つめたまま唇にキスをした。

もちろん

すぐに今吉くんを突き飛ばした。

それは初めて今吉くんに会ったときのようだった。

私は思いっきり狼狽えて、

今吉くんは平然としてて、

あのときは昼の食堂で

今日は朝の靴箱前。

たくさん人が行き交う場所。

あぁ最悪。

また悪目立ち。

はぁ。と、ため息をついた。

前回よりマシな事は

周囲はまたか。くらいの反応で

対して興味も持たれなかったこと。

まぁ、またか。と思われるのも嫌なんだけど。


ただ、

ある意味前回よりも絶望的な事がひとつ。

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設定タグ:今吉翔一 , 黒子のバスケ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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瀬戸口 修乃 - 純粋っスね!!私は悪魔のような汚い考えで………フフフッ、あ、すいません。つい、変なテンションに…ww (2015年2月26日 0時) (レス) id: 72d8857e9e (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - さっこさん» んんっどこだろう。見つけ次第直しますね!教えてくださりありがとうございます。誤字多くてごめんなさい (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 瀬戸口 修乃さん» え!ずるい!私も今吉さんに私をあげたい!….あかん…返品されてしまう…辛い。いやでも返品されるまでの本の一瞬でも一緒にいれるなら….どきどき (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 虹村祥吾さん» ああああありがとうござああああまああす!!!! (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - まりさん» いいなー私の所なんか普通のオジさんですよ、今吉さん風歯医者かぁ羨ましい! (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カンナ | 作成日時:2014年11月14日 0時

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