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だけど上手く行かなかった。

彼は

今吉「おはようさん^^」

そう言いながら私の行く先を妨げるように私の前に立った。

貴方「え…」

今吉「そない急いで行かんでもええやん、まだ予鈴まで時間あるんやし」

貴方「…」

今吉「っちゅうか今朝はどないしたん?」

貴方「え?」

今吉「えらいリボン曲がっとるで?」

そう言って私の制服のリボンに手を掛け

スルリと解いた

貴方「!?ちょ、なにを...////」

今吉「何て、直そう思て。」

そう言って彼は

その骨張った大きな手で

ゆっくりと

私のブラウスの第一ボタンを止めてから、

リボンを結び、

今吉「ん、これでええわ」と。

貴方「良いって何を勝手に!!」

そう言ってさっき止められた第一ボタンを外そうとすると

彼は私の手をにぎり

今吉「あかんよ」

貴方「は!?」

今吉「せっかくきれいにリボン結べたんやから」

貴方「そんな事言われたって、ボタン、窮屈だし」

「てか駄目も何も私の事だし」

そう言っても吉君は私の手を離さず変わらず

今吉「あかん」

「身だしなみはちゃあんとせんと!」

貴方「ちゃんとって…そういう今吉君だってシャツのボタン止めて無いじゃん!」

「ネクタイだってゆるゆるだし!!」

「私に身だしなみとか言えた格好じゃないじゃない」

今吉「わしはこんくらいでもええねん」

貴方「はぁ!何それ!自分だけは特別って事!?」

今吉「ちゃうよ、わしが特別なんやのうて、Aちゃんが特別やねん」

貴方「….は?」

今吉「そやからな、Aちゃん、そんな隙見せ取ったら男につけ込まれるからな、

ちょっと窮屈でもきちんとしとかんと、危ないやろ?」

貴方「危ないって…そんな…制服がちょっとだらしないくらいで危ない事なんて起こらないよ、

てか隙とか、そんなの無いし!」

今吉「….」

貴方「それに、もし私に隙があったとしても、誰も気にしないし、つけ込まれる事なんか...

今吉「はぁ。。。あいかわらずAちゃんは自分のこと全然わかってへんねんなぁ。」

貴方「!?自分の事くらいちゃんとわかってるよ!!」

「わかってるからこのくらいの事で….


今吉「けどAちゃん、現に今、わしにつけ込まれとるやん」

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設定タグ:今吉翔一 , 黒子のバスケ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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瀬戸口 修乃 - 純粋っスね!!私は悪魔のような汚い考えで………フフフッ、あ、すいません。つい、変なテンションに…ww (2015年2月26日 0時) (レス) id: 72d8857e9e (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - さっこさん» んんっどこだろう。見つけ次第直しますね!教えてくださりありがとうございます。誤字多くてごめんなさい (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 瀬戸口 修乃さん» え!ずるい!私も今吉さんに私をあげたい!….あかん…返品されてしまう…辛い。いやでも返品されるまでの本の一瞬でも一緒にいれるなら….どきどき (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 虹村祥吾さん» ああああありがとうござああああまああす!!!! (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - まりさん» いいなー私の所なんか普通のオジさんですよ、今吉さん風歯医者かぁ羨ましい! (2015年2月22日 0時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カンナ | 作成日時:2014年11月14日 0時

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