転生しちゃった ページ8
お互い、一歩も引かない言い争い。
全く埒が明かなくて引き際を見失っていると
「お二人とも、一回落ち着いてください」
『白···!』
「あんたは···」
白が仲裁に入ってくれた。
·
『シカマル!紹介するね!私の家族のプリティービューティーな白と強面だけど何だかんだ優しいザブザのおじきだよ!』
そう紹介するとシカマルは白とザブザのおじきに向かって少し疑わしそうな視線を向けた。
「お前···こんな親戚いたのかよ」
『いや、親戚ではないよ』
「へぇ···親戚じゃねーのか···ってはぁ!?!」
そう返すと血相変えて私の肩を掴んだシカマル。
突然の反応に目を白黒させているとシカマルが口を開いた。
「お前は!!!何他人を家にあげてるんだよ!!!」
『他人じゃないってば!!ちゃんと家族だよ!!!』
「んだよそれ!!」
『ちゃんと盃交わして···あ』
「は?」
咄嗟に口を手で塞ぐ。
これだけは···未成年なのにお酒飲みましたってことだけは言わないつもりだったのに。
シカマルに怒られそうなのはまあ強いていうならこの一点かも、とか思ったから言わないようにしてたのに···。
まずったかも···と冷や汗をかきながらシカマルをちらりと見やると
「A···お前、俺ん家に荷物一式持って来い」
『え!?何で!!?』
「こんな謎が多すぎるやつなんかと、ましてやガキが酒飲んでるのを良しとするような奴らのとこにお前を置いとく訳にはいかねぇだろうが」
『ちょっと待ってよ···!』
「待って下さい!!」
どんどん進む話に私が着いていけなくなっていると、白が制止を掛けた。
「確かに、君にとって僕達は得体が知れないのかもしれません···
ですが、僕達はAさんに救われた者です
僕は少しでもAさんの役に立ちたいと思ってるんです
信用できないのは承知の上です、でも少し待って下さい···お願いします」
しっかりとした声で真っ直ぐに告げられた言葉。
それは紛れもない事実を告げられているようなもので。
こんな可愛いくて綺麗な人から言われたら私なんかはコロッと信じちゃうけどなぁ、なんて思いながらシカマルを伺う。
しかし、シカマルは相も変わらず難しそうな顔をしている。
『シカマル、白とザブザのおじきは私の家族なの
だから、大丈夫だよ』
三代目様も認めてくれたしね!と付け足せばやっと表情を崩して大きくため息を吐いたシカマル。
どうにか収まったようだ。
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のの - とっても面白くて一気に読んでしまいました!!更新めちゃくちゃ応援してます!!(大変だと思うので返信不要です) (3月23日 18時) (レス) @page23 id: f85bf6b7a2 (このIDを非表示/違反報告)
どんてん(プロフ) - ツバキさん» ありがとうございます!!!私の妄想がタイプだと言って貰えてほんとに嬉しいです!!大変お待たせ致しました!!これからも宜しくお願いします!!! (2月24日 23時) (レス) id: 593af5fe4a (このIDを非表示/違反報告)
どんてん(プロフ) - 星さん» ありがとうございます!!!大変、お待たせ致しました···!これから少しずつでも進めていこうとおもってます!ほんとにありがとうございます!!! (2月24日 23時) (レス) id: 593af5fe4a (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!ほんとすごくタイプで一気見しちゃいました!!こうゆうのを待ち望んでた!!!連載頑張ってください!!応援してます!! (2月9日 9時) (レス) @page21 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです!続きがとても気になります!更新楽しみにしています! (12月23日 16時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どんてん | 作成日時:2023年9月16日 22時