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驚いて顔を上げると苦しそうな顔が見えて
「言ったこと無かったけど
俺らが共演するずっと前に撮影中のAを見てからずっとAが好き。」
今このタイミングで言う俺を許してね、って
そんなことを口にした。
「…知らなかった」
共演する回数が多くなっていって仲良くなった彼がずっとそんなこと思ってたなんて。
「またまた、
ちょっとは勘づいてたんじゃないの?
…Aを好きな奴らで出来てるグループラインに入ってるって言ったじゃん。」
「それは…っ、亮ちゃんと仲いい人多いし
それで入ったんだろうなって」
「あのグループの全員本気でAが好きだよ
…でも俺は誰よりもずっと前からAが好きだったんだよ。」
その誰よりは、誰と比べているんだろう。
「だから分かる。
Aには結構前に仲良くしだした人がいてた事も、最近その人のせいで苦しそうな顔をしてること。」
「…エスパー?」
「そう、A専門のね」
ニコッと笑いかけてまた食べ始める彼を見ながら
「亮ちゃんは、、」
そう言いかけると
「そりゃ付き合いたいけど、Aはそんな気がないのはわかってるから。
今まで通りでいいよ」
「…エスパー」
「A専門」
「……ありがとう」
「アイツらから任命されてんの。
変な虫がAに近づかない様にボディーガードだって」
そう言ってまた笑った。
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れんり。(プロフ) - みなさん» すごく励みになるコメントありがとうございます!こちらの更新を待って下さる間、冬萌を読んで過ごして頂けると嬉しいです (2021年1月11日 22時) (レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - お話読んで、泣きました。 このお話の続き読みたいです!! よろしくお願いしますm(_ _)m (2021年1月11日 9時) (レス) id: c7556a56f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れんり。 | 作成日時:2020年8月16日 0時