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肩をトントンしてくれる裕太に
｢ごめんごめん、なんか私弱ってんなぁ｣
あはは、って笑いながら離れると
心配そうな表情をした後
｢しりとりしよっか｣
笑顔でそう突拍子も無いことを言ってきた。
｢しりとり？｣
｢そう、懐かしくない？
んー、じゃ、しりとりの“と”から｣
｢あ、真ん中とるの？
とー、、とり｣
｢りんご｣
｢ごりら｣
｢らいす｣
｢スコア｣
｢愛してる｣
｢はぁ！？｣
何か言葉が聞こえてきて思わず叫ぶと、真顔で
｢ほら、はやく、るだよる｣
とか急かしてくるから、聞き間違えなのかもレベルのテンションで次の言葉を探す。
｢…ぇ、ぁえ、るー、、る、ルーマニア｣
｢愛してる！｣
｢…｣
あ、聞き間違えじゃないやつだ。
…これ言いたかったからしりとりしたわけ？
呆れてため息混じりに
｢素敵｣って返事をすれば嬉しそうにニコニコ笑って
｢よし、元気出たでしょ！｣
って。
なんだ、ふざけてるだけじゃなくてちゃんと励ましてくれてるんだ。
｢…ありがと｣
聞こえてないのか、フリなのか
眉を少しあげてふにゃっと
｢なにがぁー？｣
だって。
｢…… なんにもない｣
2回も言わないし、ってﾌﾝｯってすると
｢いい女だよ、Aは。
たぶん世界で1番ね｣
またあの優しい目で愛おしそうに笑いかけてくれる。
なんだ聞こえてるじゃん。
｢それ言い過ぎ｣
｢ガチだもん。｣
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れんり。(プロフ) - みなさん» すごく励みになるコメントありがとうございます!こちらの更新を待って下さる間、冬萌を読んで過ごして頂けると嬉しいです (2021年1月11日 22時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - お話読んで、泣きました。 このお話の続き読みたいです！！ よろしくお願いしますm(_ _)m (2021年1月11日 9時) (レス) id: c7556a56f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2020年8月16日 0時
