【銀魂】シスコンな兄の尻拭い6 (ページ24)

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好みが被ると余計な争い増えるから、頼むから違うものを好きになれ　二　終ページ24

万事屋三人と桂、さっちゃんを含めたゴニンジャーが、服部率いるフリーター戦隊シノビ5と戦ったらしい。
　その際、服部は銀時に木刀で尻を突かれたのだとか。

「あははは！！そ、それで痔の実が悪化したんだ！っ、ふふっ！」
「てめっ、笑いすぎだろ」

　Aは口元を手で覆うが笑いを抑えきれていない。
　服部は青筋を浮かべた。

「ごめんごめん。結構まじめに危ないもんね全蔵君の痔」
「それより、お前この男と一緒に住んでるって本当なのか？」
「あ、うん。そうだよ」

　服部が銀時を指差せばAは肯定する。

「そうだよってお前、コイツになんかされたらどうするんだよ」
「どういうことだオイ」
「てめー絶対Aのことそーゆー目で見てやがんだろ。こんなのと下心なしで生活してけるわけねェ」
「こんなのってなに！」

　服部の発言にAは拗ねて頬を膨らませた
　言いがかりをつけられ銀時は頭を掻く

「んだよ、テメーもAに引っかけられたのか」
「ちげーよ。俺は醜女が好みなんでね」
「いや変な性癖暴露してくんなよ」

　銀時はジト目で服部を見て、小さくため息をついた。

「じゃあ何でお前は俺に突っかかってくんの」
「知人を心配してんだよ。特にコイツの場合は異常なほど鷹が多いくせに鈍いし無茶ばっかして気が気じゃない」
「そこには同意するが……おめー本当にそれだけか」
「……」

　銀時は彼の目を見て問うた
　服部は自分の気持ちを何となく察していたが認めたくないようで

「テメーとは、ことごとく好みが被るらしいな」
「だから違うって言ってんだろーが」

　キレる服部を無視して銀時は雑誌コーナーに行く
　ジャンプを顔のところまで持っていって服部を見た。

「好きなもん被ったら面倒だからよォ、オメーが認めたくねーならそれはそれでいいわ」

「心配すんな。仮に手出したら泣かれるだろ。んなこと俺ァしねーよ」

　銀時は背を向けて言いジャンプだけ買いに行った

「行くぞA」
「あ、うん。じゃあね！全蔵君ッ」

　笑って手を振るAに服部は胸を締め付けられる

(オイオイ、マジで俺も引っかけられたのか？)

(冗談じゃねェ……)

　コンビニを出たAは土方たち真選組とお妙、さっちゃんに遭遇し、神楽が合流して沖田と神楽がAを巡って言い合いしバズーカが放たれる。
　さらに桂が現れて土方と沖田が叫び出した。

「あんな百鬼夜行の『戦場』で勝てるわけねーだろ」

　服部は顔を引きつらせて頭を掻いた。