第5話〜洞窟の前〜 ページ7
マグノリアよりずっと北に位置する洞窟。
そこは“水涙の洞窟”と呼ばれる、神が眠りし洞窟。
入口からはとてつもない魔力が流れ出て、辺りを凍てつかせる。
草木や花さえも、その魔力によって凍りついていた。
「・・・」
そこに佇むある存在。
「・・・来ますか。」
冷気あふれる洞窟の入り口に、悠然と立つ少女。
質素だが綺麗なドレスを身に纏い、セミロングの銀髪を靡かせている。
「“強欲”に唆された“傲慢”な人間・・・魔導士。
ふふ・・・楽しみ・・・」
少女はその美貌に似合わない、昏い笑みを浮かべた。
まるで、何かを心待ちにしているように。
「今回こそ、散らずに済めばよいのですけど・・・
まぁ、所詮は人間。期待してはいけませんね。」
気長に待つとしましょう、と言って少女は立ったまま目を閉じた。
「到着まで・・・あと3日くらいでしょうか。
氷神よ、どうか彼女の封印を解くことのできる、
“罪の心”を持ったものを・・・お導きください・・・」
少女の名は、プライディア。
かの依頼の依頼主であり・・・
“水涙の洞窟”の、案内人だ。
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シロナ(プロフ) - ユノさん» ありがとうございます!コメントを頂くとすごく励みになります・・・更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - 私も7つの大罪シリーズ好きです!!この小説面白いですよ!更新頑張ってください!! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 90244c805f (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - 紫さん» ありがとう!頑張って書くね!!なんかリクエストあったら教えて! (2014年12月1日 21時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - すっっっごくおもしろかった!!続きが楽しみ!また学校でもいろいろ話そう! (2014年11月29日 3時) (レス) id: d55e707bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロナ | 作成日時:2014年11月9日 23時