フェアリーテイル〜大罪魔法と神魔の子〜

第2話 ページ4

喧嘩騒ぎの次の日・・・



「おーっすルーシィ！昨日なんで来なかったんだよ？」


「行ったわよ！アンタが喧嘩に夢中だっただけで・・・
　・・・ってココあたしの部屋ーーーーーっ！！！」


「あい。ルーシィは朝から元気だね。」


「誰のせいだと思ってるのかしらネコちゃん！？」


喋る青猫・・・ハッピーの両頬をぐにぃーーっと引っ張りながら、
ルーシィは桜髪の少年、ナツのほうを向いた。


「・・・で、用事って何？」


「あい！ルーシィにピッタリな仕事を見つけたから、持ってきたんだ！！」


赤く腫れた頬をさすりつつ、ハッピーが答えた。


「あたしに・・・ピッタリな仕事？」


「おう！で、コレが依頼書・・・ってあれ？
　ハッピー、依頼書どこだ？」


「あい！たぶんギルドの机の上だよ！」


「あ、忘れてきちまった・・・ってハッピー、
　なんでそれ先に言ってくんなかったんだ？」


「忘れてきたっていう設定のほうが面白いと思って！」


「一体何の設定かしら・・・」


「・・・よーっし！ハッピー、ルーシィ！！
　ギルドに取りに戻るぞーっ！！！」


「あいさー！」


「はぁーあ・・・
　どうしていつもこうなのかしら・・・」



自分のために仕事を持ってきてくれたことが嬉しいだなんて、

口が裂けても言えないルーシィなのであった。

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