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第1話 ページ3

・・・寒い。

雪の降るマグノリアの街で、そんな独り言を漏らす少女。


「もっと厚いコート着てくればよかったぁー・・・」


白い吐息を盛大に吐きだし、ため息をつく。
彼女の名は、ルーシィ。

フェアリーテイルの、魔導士だ。


「もう、なんでこんな日に呼び出されなきゃいけないのよ・・・」


そう。彼女・・・ルーシィはこの大雪の中、チームメイトの呼び出しで
ギルドに向かっているのだった。


「いつも通り不法侵入でもなんでもして用件を伝えてくれればいいのに・・・って、
 今の、ものすごく勝手な考え・・・?」


降り積もる雪に足跡を残しながら、たどり着いたのは大好きな場所。

ルーシィは颯爽とギルドのドアを開け・・・


「おっはよー皆!ってうぎゃっ!?」


ようとしたら酒樽が飛んできて顔に激突。


「うぅ・・・いったぁ・・・」


「とんでもない時に来ちゃったわね。ルーシィ。」


「あ、ミラさん!おはようございます!」


銀髪の美女ミラジェーンに挨拶をし、戦火をかいくぐってカウンターへ。

そしてこの騒ぎの傍観者になる。

顔は痛いけど気にしたら負けだと最近思うようにしたルーシィ。

いつの間にかミラジェーンもカウンターに戻ってきていた。

傍観者となってから30分後・・・


「原因は多分小さなことなんでしょうけど・・・普通ここまでやるかしらねぇ?」


いつも通り、喧嘩疲れでぐっすりお休み中のギルドメンバー達。

喧嘩に参加していないミラジェーンまでぐっすりだ。


「ま・・・いつものコトだけどねぇ・・・」


でも、こんなドタバタが、ルーシィにとっての一番の幸せだった。

帰るべき場所、守るべきモノ、大切な仲間・・・



“・・・それ以上の幸せを、求めてはならない・・・”




「え・・・誰!?」

念話とも違う、心に響く声。

深い悲しみを抱えているような・・・そんな声。


「誰か、いるの・・・?」


振り向いてみても、誰もいない。


「誰かの寝言、・・・だったのかしら?」









・・・









思えばそれが、“始まりの警告”だった・・・

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作品ジャンル:アニメ
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シロナ(プロフ) - ユノさん» ありがとうございます!コメントを頂くとすごく励みになります・・・更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - 私も7つの大罪シリーズ好きです!!この小説面白いですよ!更新頑張ってください!! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 90244c805f (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - 紫さん» ありがとう!頑張って書くね!!なんかリクエストあったら教えて! (2014年12月1日 21時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
- すっっっごくおもしろかった!!続きが楽しみ!また学校でもいろいろ話そう! (2014年11月29日 3時) (レス) id: d55e707bcf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロナ | 作成日時:2014年11月9日 23時

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