第14話 ページ16
左の道を進む、エルザ、ルーシィ、ハッピー。
「ルーシィ。少しいいか?」
「何?エルザ。」
エルザはおもむろに立ち止まり、ルーシィを見た。
「あのプライディアとかいう娘・・・何か変だと思わないか?」
「変って・・・どの辺が?」
「先程あの娘は、『自分だけが裕福に暮らすなど』と言った。」
「うん。ギルドの為を思ってのコトだよね。」
「しかし考えてみろ。今回の依頼の事。」
ルーシィは思い出すように腕を組んでう〜んと唸った。
「確か・・・洞窟の最奥にある宝石の採取・・・だったわよね?」
「あい!最奥にたどり着くまでの警護を依頼されたんだ!!」
「そうだ・・・あの娘が言うには、宝石を売ってギルドの運営に充てるとのこと。
だが今回の報酬は・・・5000万ジュエル。」
「そういえば!!運営に困ってるギルドがそんな大金持ってるハズないわ!」
「これは私の勝手な予想なのだが・・・・
・・・あの娘、何かを隠してないか?」
〜in右の道〜
「(!やはり気付かれてしまいましたか・・・)」
さすが妖精女王ですわ、とプライディアが笑んだ。
「・・・どうかしたか?」
「いえ、何でもありませんわ。」
グレイの心配を払拭し、先へと進む。
「(ですがここまでは計画通り・・・あとは“番人”たちがうまく立ち回れば・・・)」
プライディアが密かに拳を握った。
「(わたくし達にはどうしても、成さねばならないことがあるのです!)」
「待っていてくださいね、A・・・」
声にもならないような声で、呟いた。
密かに握っていた拳に電気が走る。
「(もうすぐ・・・もうすぐなのです。
罪を背負った男の手によって、Aの封印は解け、再びわたくし達に安寧が・・・)」
轟雷を纏った拳で、プライディアはグレイに後ろから殴りかかった。
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シロナ(プロフ) - ユノさん» ありがとうございます!コメントを頂くとすごく励みになります・・・更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - 私も7つの大罪シリーズ好きです!!この小説面白いですよ!更新頑張ってください!! (2014年12月14日 14時) (レス) id: 90244c805f (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - 紫さん» ありがとう!頑張って書くね!!なんかリクエストあったら教えて! (2014年12月1日 21時) (レス) id: 16408a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - すっっっごくおもしろかった!!続きが楽しみ!また学校でもいろいろ話そう! (2014年11月29日 3時) (レス) id: d55e707bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロナ | 作成日時:2014年11月9日 23時