悪戯な水晶玉-1- ページ43
(真side)
「おはよう、明星くん」
「おはよう！ウッキ〜、昨日はお疲れ様っ！それにしても、夏目の占いは本当によく当たるよね？」
___朝日が差し込む教室。
目の前で眩しい笑顔を咲かせる明星くんが言っているのは、昨日の恋愛占いフェスタの事。
あの時、"運命の人"に明星くんたちの名前が挙がったのには驚いたけれど、僕としては結構嬉しかったんだよね〜。
「まぁ、ウッキ〜はAの名前が聞きたかったんだろうけど♪」
明星くんが突然そんな事を言い出すから、僕は驚いて背後にあった椅子に思い切り衝突した。
「そそそそそんなこと無いよ！？確かに少しびっくりしたけど、Trickstarのみんなとの絆を感じられて嬉しかったもん」
「ほんとにー？……ぷ…あははっ、ウッキ〜ったら顔真っ赤〜！」
僕は正直に答えてるのに！
明星くんったら笑って頭を撫でようとしてくるんだから！
「もう…そっ、それよりライブの反省会をしようよ？ほら、衣更くんも呼ん___
僕が明星くんの興味をすり替えようとすると、
勢い良く誰かが教室に突入してきた。
___と同時に背筋がゾクリと寒くなった。
…こ、この感覚はもしかしなくても……。
「ゆうくぅううん！！！！お兄ちゃんが朝から会いに来てあげたよぉ！！！」
「なんでっ！！！！怖いっ！！！」
呆気に取られる明星くんを差し置いて、泉さんが僕目掛けて突進してくる。
「ゆうくんゆうくんゆうくんっ！昨日、"恋愛占いフェスタ"とやらで運命の人を占ってもらったんだって？そこで俺の名前とか出てない？出たよね、当然俺がゆうくんの運命の人だよねぇ！？」
「…えっ全く出てないけど「じゃあAは」___でっ、出てないよ」
「えぇ…じゃあ本当にTrickstarなのぉ？」
昨日の事は面倒くさくなるから泉さんには教えたくないなぁって思ったのに……。
たぶんAちゃん辺りが話したのかな？
明星くんは「なんだと、このワカメ先輩〜」とか言い始めたし……。元気だなぁ、皆。
「もウ…何なノ？騒がしいなァこの教室。せっかくボクが珍しく朝から登校してあげてるのにサ……ネ、子猫ちゃん？」
「あー騒いでるのは8割泉さんだよ」
ふいに教室の扉に現れて並ぶ2人に、僕は固まった。
えっ！？…なんで夏目くんとAちゃんが一緒に居るの！？
まさか二人っきりで登校、とか無いよね！？
夏目くんは女の子の扱いが上手だから油断出来ないっ！
___こんな事を考える程、僕は混乱していた。
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白華 藍(プロフ) - あまつさん» あぁ！知ってますよ！！ (2018年7月8日 0時) (
レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ちなみに！ヒロアかって知ってますか？ (2018年7月1日 2時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
白華 藍(プロフ) - あまつさん» こちらにもコメントありがとうございます！励みになります(^^)ゆうくん愛どんどんぶちかまして行きますのでよろしくおねがいします← (2018年5月9日 16時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ゆうくんメッチャ好きです！これからも頑張ってください！ (2018年5月9日 15時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 藍 | 作成日時：2018年4月29日 18時
