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プロデュース-2- ページ32

「っ……う…」
「……A。おまえ寝てないだろ」



あれ?頭も身体も痛くない。
元々丈夫な体だから、ぶっ倒れてもなんの支障も無いだろうとは思っていたのだけれど……。



「真緒くん……?…ふぁ…あふ」



真緒くんの声は聞こえるのに、私の視界の中に彼はいない。



「…って、衣装!衣装が私のせいでぐちゃぐちゃ…ごめんなさいっぁあもう馬鹿だ」

「A、落ち着けって」
「真緒くんの衣装も落としちゃった、ごめんね私なんか気にしなくていいから衣装の確認を…」



そこまで言った途端、突然背中に温かい何かがくっついた。
そしてゆっくりと、程よく引き締まった腕が背後から伸びてきたかと思えば、耳元に痺れるような感覚が走った。



「A、Aは俺たちの大事な友達、そして仲間なんだ。もっと自分を大切にしろ。な?」

「まっまままま真緒くん近ッッ」



「なに慌ててんの?…可愛いな〜。このまま俺を枕にして寝てもいいぞ?」



おいおいおいなんですかこの状況は。
全く眠気なんて感じてないし、早くしないとレッスン始まっちゃうし!



すぐに立ち上がろうとしたが、何故か身体が思うように動かせない。



「だーめ、A。睡眠はきちんととろうな。……あ、じゃあせめてTricksterのレッスン室で寝てくれない?それなら安心だろ?おまえが居ると俺たちの練習も捗るだろうし♪それに真も待ってるぞ」


それはさすがに申し訳無いな……。
とは思ったのだが、有無を言わさぬ真緒くんの笑顔を見て、取り敢えず頷いておくことにした。
一瞬寝て、すぐに起きてプロデュースをすれば大丈夫だよね。



「え、っと、うんわかりました」



「よし、じゃあ行こう……っておまえ…体の力抜けすぎだろ!?」
「んー、なんか上手く力が入らなくてあはは」



どうやら私は相当の雑魚だったらしい。
たった一晩寝ないくらいでこんなにも体力無くなるか!?…というレベルで力が出ないのだ。



「まったく…衣装持ってやるから、俺の背中に乗れ!レッスン室まで俺が連れてってやるよ」



この人は根っからのお兄ちゃんだ……。

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白華 藍(プロフ) - あまつさん» あぁ!知ってますよ!! (2018年7月8日 0時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ちなみに!ヒロアかって知ってますか? (2018年7月1日 2時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
白華 藍(プロフ) - あまつさん» こちらにもコメントありがとうございます!励みになります(^^)ゆうくん愛どんどんぶちかまして行きますのでよろしくおねがいします← (2018年5月9日 16時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ゆうくんメッチャ好きです!これからも頑張ってください! (2018年5月9日 15時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白華 藍 | 作成日時:2018年4月29日 18時

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