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思いついて-1- ページ25

「それにしてもAちゃん、どうしてメイドさんの衣装にしたの?他にも色々あったのに」



オープン早々賑わう店内で、ゆうくんが訪ねる。


気前の良さそうな店長さんが、外で客寄せをする私たちを店内へ入れてくれた。だいぶ客も集まったし、立ちっぱなしも辛いだろうから、との事で休憩がてら今は店内の席に座っている。


それで、彼の質問に対する回答だが……



「え、え?なななんとなくだよ」



思いっ切り上擦った声で発した言葉。
勿論そんなのは嘘で、私がメイド服を選んだのにはしっかりとした理由がある。

否、メイド服を選ばざるを得なかった理由がある。それは―――
「嘘。メイド衣装が一番露出が少なかったからでしょ。それからサイズが大きそうだったから……だよねぇ?あんなにパンケーキ食べた後だもんねぇ……そりゃぁお腹の肉もぷにぷにしちゃうんだろうねぇ」



……これほど泉さんを張り倒したくなった事はこれまでにあっただろうか。

まさに図星過ぎて返す言葉も無いのだが、ゆうくんの前でそんな事言うなサイコパスサトリ兄ちゃん。



「…そう?Aちゃんは結構痩せてる方だと思うんだけど……。簡単に包み込めるぐらいのサイズだよねAちゃんって。ほら」
「うぉ!??!!」



あらなんて優しい事言ってくれるのゆうくん私嬉しいわ、なんて思っていたら、ぽふりと彼の胸の中に引き寄せられた。
ゆうくんの香りが私のすべてを癒やしていく。

と呑気にご機嫌になっている場合ではなくて、ここは喫茶店なのでなかなか背徳的というかなんというか……。



「あ、いい事思いついた。A、ちょっとおいで。ゆうくんはお利口で待っててねぇ」



相変わらず私とゆうくんに対する声のトーンの差が激しい人だな。
と内心思いつつも泉さんに引きずられながらゆうくんから離れていく。



「あーゆうくんのにおい嗅ぎたいーーゆうくぅん!!」



「こんな喫茶店でそんな台詞叫んで、あんたの変態度合いをお客さんに晒しでもしたい訳ぇ?」
「なっ、失礼な……泉さんに言われたくないですサイコパス先輩」



あ。言ってしまった。



「チッ…デコピン百発確定ねぇ。拒否権無いから」



「………はい」

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白華 藍(プロフ) - あまつさん» あぁ!知ってますよ!! (2018年7月8日 0時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ちなみに!ヒロアかって知ってますか? (2018年7月1日 2時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
白華 藍(プロフ) - あまつさん» こちらにもコメントありがとうございます!励みになります(^^)ゆうくん愛どんどんぶちかまして行きますのでよろしくおねがいします← (2018年5月9日 16時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ゆうくんメッチャ好きです!これからも頑張ってください! (2018年5月9日 15時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白華 藍 | 作成日時:2018年4月29日 18時

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