夢女子のみなさん、どうぞお好きな松を*第三松*【おそ松さん】【短編集】

全松×病弱夢主*セレナさんリクエスト* ページ42

.



〜病院の屋上〜



おそ松「まーたここに来てんの？」

カラ松「今度から部屋を出るときはちゃんと言ってくれ…心配するだろ？」

チョロ松「…どうしたの。暗い顔して」

一松「具合悪い…？」

十四松「看護師さん、Aちゃんの体よくなってきてるって言ってたよ。だからだいじょぶだよ？」

トド松「…え…」






「こんなにみんなに迷惑をかけちゃうなんて、悲しませちゃうなんて、私最低だよね。死んだ方がいいよね」と、ボソッと呟く








おそ松「……何言ってんだよ。俺達がいつAのこと迷惑だなんて言った？」

カラ松「お、おいおそ松、」

おそ松「Aの体、病弱で辛いのに必死に生きようと頑張ってんじゃねぇかよ。

それなのになんで「死んだ方がいい」なんて言うんだよ…」




カラ松「……っ俺も、そう思う。Aがどれだけ自分をどれほど責めているかわからないが…それでも、Aの体は生きようとしてるじゃないか。生きたいんだ。Aの心臓はそこで動いてる。それを自分から止めようだなんて…そんなことしないでくれ」




チョロ松「Aちゃんさ、前に僕に話してくれたよね。行きたいところがあるんだって。僕いろいろ調べてみたよ。Aちゃんとそこに行きたいから。

今死んじゃったらどこにも行けなくなっちゃうんだよ。そんなの悲しくない？

もっと僕達と遊ぼうよ、一緒に出掛けようよ」




一松「Aが可愛いって言った仔猫、もう大きくなってもうすぐ子供産むんだよ。

見たくない？生まれたての小さい猫。ものすごく可愛いよ。この世のものとは思えないくらい。それくらい命って尊いの。素晴らしいもの。

俺も自分のこと卑下する癖があるからさ、わかるんだよAの気持ち」


十四松「俺ね！Aちゃんのこと大好き！！人間ってね！！「好き」って感情でできてるんだよ！！

Aちゃんはね、俺たちに、いろんな人に好きって思われてるの。それってすごいこと！！幸せなこと！！！」



トド松「何もかも嫌になる時くらい誰だってあるよ、人間だもん。でもね、そこで踏ん張って生き抜いた人間こそが幸せになれるんだよ。

もう駄目、もう頑張れない、ってなったその時はさ、僕たちがAの手を引いて道しるべになってあげる」









全松「「「俺達はAの味方だから。




俺達と、一緒に生きてよ。A」」」









*セレナさん、
リクエストありがとうございました！*

全松×花の精(前編)*雨宮@カラ松推しさんリクエスト*→←カラ松×サイコパス(後編)*暇な人リクエスト*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す