俺の名前は師範じゃない。【鬼滅の刃】

参 ページ4

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『ただ今戻りましたぁ』








草履は置いてあるから家には居るのだろう








………ついに挨拶までも無視されるようになった私、惨め。









『しーはーんー？挨拶は人間の基本ですよー……って寝てんじゃん』








師範の部屋を襖をガラッと開けると珍しくまだ寝ている師範を見つける。









私が寝坊したらいつも踏み付けてくるから踏み付けてやろうかと足を師範のお腹の上にセッティングしたところで足が動かなくなる。









「お前殺されたいのか」









『ヒィ』









あーーーーいたいいたいいたいいたい









『足首折れるんですけど、あの、聞こえてますー？』









「聞こえているに決まってるだろう俺の耳が塵とでも言いたいのか」









『聞こえてるならなんでやめてくれないんですかっ痛いいいい』









「お前が不埒な行動をしようとしたから改めてやろうと思ってな」









この人には任務帰りの人間を労おうという気はないのか、まったくもう









『分かった分かりましたから辞めましょう師範』









「名前で呼んだら辞めてやる」









何そのタチの悪い脅し文句。うざいぞ師範









『ん〜！！！おばないさんやめてぇ！』









その瞬間に足が解放されてその場にどさっと座り込む。








「フン、こんなことをするから痛い目に遭うんだ馬鹿め」








『阿呆か馬鹿かどっちかにしてください』









「黙れ塵」









レパートリー増えたんですけど。









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＊大正コソコソ噂話＊

月原さんに名前を呼ばれたとき伊黒さんはニヤニヤが止まらなかったらしいよ！！！

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