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廿漆 ページ27

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『おー!おばちゃん!こんにちは!』









「あらAちゃん、もう2カ月経ったのねえ…………まぁ、」









もうすぐ夕方という頃、2カ月前と同じく鈴鳴家の前で大きな声で挨拶をした私を眺めて声を漏らすおばさん。









『ふふ、鬼殺隊 月柱、月原Aです』









おばさんが私の仕事着姿を見るのは初めて。少し驚いているようだけれど、直ぐに目を潤わせて頷き始める。









「陽輝さん………お父様に、そっくりだわ」









その言葉にハッとする。









月原陽輝。









私の父で、最終階級甲の元鬼殺隊士。









『お父さん、喜んでくれてるかな』









まだ少し頬が濡れているおばさんにそう問うと、にこりと笑って、









「ええ、娘さんが人の命を助けているなんて知ったら大喜びするでしょうね」









ちょっぴり、怒るかもしれませんが、と言いながらお菓子を渡してくれる。









『どうして怒るの?』









「そりゃ、こんな可愛いお嬢さんが毎夜毎夜鬼と戦っているなんて知ったら心配になるわよ」









そっかぁ、と相槌を打ってお菓子を頬張る。









そういえば、と口を開いたおばさんの方を向くと、物凄く心配そうな、そして恐怖を感じている顔をしている。









「近頃、鬼が出てるっていう噂でね…………朝日も帰ってこないし……」









鬼の出現、幼馴染の失踪。









これを関連付けて考えられないほど馬鹿では無い。









『そっか………今日の夜、見回りしてくるね、泊まることにはならないと思うけど』









そう言って、既に暗くなりつつある外へ足を向けた。









私は五感が鋭いわけでは無いから、人並みの感知力で鬼を探す。









暗闇の前から人が歩いてくる









いや、違う









鬼だ









でも、









『どうし、て……………』









どうして、朝日の顔をしているの?









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77 - おばさんwwwwwwww (2020年8月5日 21時) (レス) id: a4a9b0649d (このIDを非表示/違反報告)
ルイト - 面白いですねww小芭内さんwwおばさんwwwwwwwwwwwww (2020年6月27日 10時) (レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
癒し系猫 - 伊黒小芭内=小芭さん=おばさん=www (2020年6月21日 20時) (レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
まっつん(プロフ) - 伊黒さんとの掛け合いがテンポ良くて心地良いです! (2020年6月11日 19時) (レス) id: 4fff5b71b9 (このIDを非表示/違反報告)
狐狸 - アルトリコーダーさん» マジそれな( ^ω^ )/ (2020年6月7日 20時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白瀬 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年6月7日 13時

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