俺の名前は師範じゃない。【鬼滅の刃】

拾参 ページ14

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『ただ今戻りましたぁ』









「遅い………ってお前これ何処でやられたんだ何処の何奴だ教えろ」









まぁ見事に返り血を私の血と勘違いしている師範。









慌ててるの見るの久し振りだなぁ、このままでも良いかなぁ、(黒い笑み)









でも可哀想だからやめておこう









『全部返り血です、帰り道にナンパされました』









「ナン…………パ……………！！！！何処を触られたんだ、何をされたんだ教えろ」









過保護なんだか過保護じゃ無いんだかよく分からないこのひと。









『肩に手を置かれましたね、何もされてませんよ直ぐ首斬ったので』









「そうかならば湯浴みをするまでは絶対にお前の肩に触らないことにしよう」









……………あ、そういうこと？









心配されてる！！やだ師範好き！！っていう私の自惚れを返せ！！！！









『ハイハイ分かりましたよさっさと湯浴みしてきますー』









不貞腐れて日輪刀を置いて脱衣所に行こうとすると腕を引っ張られる。









『………何ですか馬鹿師範』









少し顔を俯かせて居る師範。鬼に腕も触られたって言ったらどうなるんだろうかこれムフフ









「お前、明後日非番だろう」









『はいそうですけど』









「なら新しい着物を見繕いに行こう」









『…………へ、』









何とも気の抜けた声だったと思う。









だって師範にお出掛けに誘われるなんて天変地異レベルで珍しいもの。









『あああああしたは鬼が降ってくるかなああ』









「シャレにならんやめておけ」









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