*123* 祝言 ページ43
『ここが不知火の……匡の里』
不知火の里に足を踏み入れながら、私は呟いた。
「不知火様!お戻りになられましたか」
「おい!匡坊ちゃんが戻られたぞ!!」
匡の姿を見て里の人々が一斉に声をあげた。
「やっと不知火を継いでくれるのか!」
なんて声もちらほら聞こえ、その度に匡はうるせぇ!なんて返していた。
そんな匡を見て笑みがこぼれる。
……確かに匡って頭領って感じしないもんね。
「テメェら!
オレはコイツと……日向家のAと祝言を挙げる。
……頭領も継いでやるから祝言の準備をしろ!!」
匡は私の肩を抱き寄せながら、よく通る声でそう言った。
「日向家の……ってことはあのお姫様か!」
「おい、今すぐに準備をするぞ!」
匡の言葉で里のみんながバタバタと動き出した。
「行くぞ」
そんな里の人達を見て呆気にとられていると、匡はそう言って私の手を引いた。
『あ……うん!』
私はこれから訪れるであろう幸せな日々に胸を踊らせながら、匡を追いかけた。
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白黒の舞姫 - すっごく面白かったですこれからも頑張って下さい応援しています。 (2016年9月21日 16時) (レス) id: 906067274c (このIDを非表示/違反報告)
千弘(プロフ) - 壱からすべて見ました!!HAPPYENDになってくれて、子供もできて…本当に私も幸せな気分を味わうことができました。この作品は最高です。どうか、これからもがんばってください。 (2015年12月20日 3時) (レス) id: 5aeac5c6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - LOVEさん» ありがとうございます! そう言ってもらえると嬉しいです((o(*>ω<*)o)) これからもよろしくお願いします((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2015年3月19日 9時) (レス) id: fbdd8674d6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 完結おめでとうございます、そしてお疲れ様でした!ぜにがめさんの文章は読みやすくて、わかりやすかったです♪今後の作品も楽しみにしています! (2015年3月18日 19時) (レス) id: d1fe97b2a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - 闇姫さん» ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) これからもよろしくお願いします((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2015年3月18日 11時) (レス) id: fbdd8674d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぜにがめ | 作成日時:2014年12月13日 1時