01*それはヒミツの関係です ページ1
白鳥沢学園２年４組
｢彼氏ほしい！｣
友達の藍ちゃんと机を合わせてお弁当を食べていると突然の声に驚いた。
購買で買ったデザートのプリンに口を付けつつ、ほしい〜と叫ぶ友達の頭を撫でた。
｢欲しいよねぇ。｣
｢本当にほしいの?謎の余裕すら感じるんだけど。
…Aは今幸せなのかな。白布と同じクラスだし。｣
呼ばれたからか前の方で友達とご飯を食べている白布君がこちらを向く。
目があった事が嬉しくて手を振るもふいっと視線は元見ていた方に戻ってしまう。
｢確かに顔はキレイだけど、冷たいしなんか怖いじゃん。｣
｢白布君優しいよ。
同じクラスで毎日キュンキュン。｣
｢Aが良いなら私等は応援するけど。｣
片想いの白布君と今年も同じクラスになれ、友達に祝福されたくらい。
友達の協力のおかげか委員会を一緒にして貰えたり。
｢ねぇ！今日って部活休みでしょ？暇？｣
隣のクラスの友達が手をヒラヒラとさせながら私達の側に来るから遊びのお誘いかなっと浮かれた。
毎週水曜日は私が所属する陸上部はお休み。
｢青城と合コンしない？人数足りなくて…｣
｢青城って事は及川徹？
私行く！Aは？｣
｢悪いけど、及川君いないよ｣
｢…及川徹…｣
プリンの最後のひとくちを食べ、両手を合わせて｢ごちそうさま｣をしていると肩に手を置かれる。
振り返れば白布君が居て、怖い顔で私を見下ろしている。
｢担任に呼ばれてただろ。行くぞ。｣
｢…うん！
ちょっと行ってくるね。｣
白布君の後に続き、ゆっくりと階段を登る。
一番上、開放されていない屋上の入口前。
ムスッとした白布君に笑い掛ければ、更に圧を増す不機嫌さ。
｢…お前、今日どこ行く気？｣
｢えー、まだ決まってないよ？｣
｢青城と合コンとか有り得なくない？｣
｢どうして？｣
｢は？
お前は今、誰と付き合ってんの。｣
｢賢ちゃん♡｣
そう、私の片想いの相手白布君、
賢二郎とは周りにはナイショで付き合っている。
｢合コン行くかもって機嫌悪かったの？｣
｢うるさい」
｢私、最初から行く気ないよ。
賢二郎ヤキモチ妬くでしょ。｣
｢別に妬かねぇし。
ニヤニヤすんな。｣
手を握れば指を絡めてくれるから[また]好きが溢れていく。
私の彼氏は口が悪くて、目付きも悪いけど
私の事が大好きで、私も彼氏の事が大好きです。
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モカ(プロフ) - バニラさん» わぁ！嬉しいです！白布君かっこいいですよね！更新頑張ります！ (2020年4月5日 16時) (
レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - 白布君がイケメンすぎて、、毎日更新楽しみにしてます！ (2020年4月5日 14時) (レス) id: 077e9ee44f (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - q66さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！叫ばせてしまい…相手はツンデレの白布君なのでどうなるか… (2020年3月27日 8時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
q66(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！！白布くんとの次の段階に進むのが進まないのかもう、気になりすぎて叫んでます笑 (2020年3月27日 2時) (レス) id: 934092aeb0 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - タナさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです！こんな人…居ると最高なんですけどね… (2020年3月24日 17時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2020年3月15日 9時
