【鬼滅の刃】風柱の継子はおっとりさん

5話 ページ6

冨岡様と話(？)をしている間にぼんやりと空を眺めている少年が来ていた。


少年とはいえ、ここにいるから柱の実力があるのだろう。


「あの子は時透無一郎くん、霞柱です」


「鬼殺隊に入って2ヶ月で柱になった子よ！」


『2ヶ月ですか！？すごいですね』


挨拶は必要だろうと思って近づくとこちらをチラリと見た。


「…誰？」


『初めまして、風柱様の継子の夕凪Aです。』


「…へぇ」


そう返事すると、興味無さげに空に視線を戻してしまった。


「時透くんはいつもあんな感じなのであまり気にしなくていいですよ」


『そうですか…』


「南無…」


急にそんな声が聞こえたので振り返ると、宇髄様より大柄な人が立っていた。


「悲鳴嶼さん、こんにちは」


「お久しぶりです！」


「…いつもより1人多いな」


『初めまして、風柱様の継子の夕凪Aと申します』


「不死川が…そうか…」


そういうと悲鳴嶼様は涙を流した。


「私は、岩柱の悲鳴嶼行冥だ…」


そう言うと南無南無言いながら離れてしまった。


「悲鳴嶼さんが泣いているのもいつもの事ですのでお気になさらず」


胡蝶様は笑顔でそう言う。


柱の方々は変わった方が多いのだなと思った。

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