【歌い手】シェアハウスには・・・

第３５話 ページ47

天月ｓｉｄｅ


僕が話終わったら如月さんは口を開けていた。

葉「・・ごめんなさい。私、大切な人がこの世界から消えたことがなくて・・」

天「それはさ、いいことじゃん。
嫌な思いをしないで済むんでしょ。いいじゃん」

葉「でも、天月さんの気持ちはわかります。
私、姉がいるんですけど、その姉に彼氏を取られたことがあるんです。」

天「・・そうなんだ。」

葉「でも、そのことは、解決しました。その時すごく気持ちが晴れたんです。」
天「僕も、人に聞いてもらうだけで、こんなに、気持ちが晴れることはないよ。

聞いてくれてありがとう。」

本当に、気持ちが晴れた気がする。
悲しくても、前に進まなきゃ。

ありがとう。如月さん。

葉「いえいえ。」

天「如月葉琉さんでしょ。葉琉って呼んでもいいかな。
タメでもいい？」

葉「！はい！嬉しいです。」

その時、僕は葉琉に顔を近づけて。


天「敬語になってる」

葉「・・///ごめん・・・」

天「ｗｗｗｗ」

反応が思った以上で、笑ってしまった。


まあ、僕は解決したけど。
皆も解決すればいいな。


天「・・ねえ葉琉・・・」
葉「・・はい？」

天「みんなの問題も解決させてね」

葉「・・！うん！」


僕は、とても大きなことを葉琉に頼んだ。


君は、信頼してるから・・・


本当にがんばってね。

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