【歌い手】シェアハウスには・・・

第２８話 ページ39

そらるｓｉｄｅ


自分の部屋に行って、荷物をまとめる。

気分展開に動画見よう。


ランキングのところに見てない動画が、奏の動画だ。


【期待を】アイラ【して】

この期待とは、きっと葉琉のことだ。
なんだ、ただ認めたくなかっただけなんだ。

きっと、このハウスも救われる。
でも簡単じゃない。


だって、――――がいるから。



さて、Aに言いに行くか。

そうして、Aの部屋に向かった




inAの部屋の前

どうしてもここに来ると怖い。

コンコン

『はい。彼方でしょ。いいよ入って』

わかってたんだ。じゃあ入るか。

そ「失礼します。あの・・・」


内容を言おうとしたとき、

『わかってる。自分の問題が解決したと。』
そ「はい。」

『この家を出なくてもいい。』

そ「え・・・・どうして？」
『思った通りの反応だな
理由？それはね









この家を私が出てくんだ。』


ありえない言葉だった。
Aはこの家が大好きだった。

この家をずっと、守るといってた。
どうして？

そ「どうして？」

『・・それは単純、









海外に行くから。
行かなきゃいけなくなったから。』

そ「でも・・・歌い手はやめないでしょ」

『・・・残念。
やめるよ。
自分で最後に曲を作って。
歌って。
投稿して。


終わり』

その時絶望に感じた。

『・・あと、第一ハウスと第二ハウスがつながるように、ひとつの家になるようにした。』

ありえない。

信じたくなかった。

『、残念ながら。如月に 僕 を救えない。
この家の管理人は司に代わる。
この家をみんなで守ってもらう。』

そうして、Aは、部屋を出た。

このとき俺は聞いとけばよかったんだ。
「いつ外国に行くの？」って、
だって、









明日出てっていくなんて誰も思わないもん。

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