第五十九話 ページ20
「私さ、思ったんだけど」
朝食を食べ終わって、テレビを観ていると
ミサキが話しかけてきた。
小声だから、聞かれたくない話なのかな？
「どうしたの？」
首を傾げて、聞き返せばミサキがやけに
真剣な顔を向けてくる。
「あんた、サイコパスなんじゃない？」
さい、こ…ぱす？
「え、何言って…」
「だってそうとしか考えられないわ。あんた、罪悪感とか、愛情とか抱いたことある？」
「あ、あるよ…！翼に対してとか、飛び降りたこととか……」
「それは、違うでしょう？」
ミサキの言ってることが理解できなかった。
翼のことは好きだったし、飛び降りたとき、
申し訳ないな、と確かに思った。
「翼への感情は愛情なんかじゃなくて、ただの執着。飛び降りた時の申し訳なさは、演技。自分自身を騙せるなんて、対した女優ね」
何かがカチリとはまった気がする。
違う、私はサイコパスじゃない。
「じゃあテスト、してみましょうか。3問くらい質問するから答えて」
「わ、わかった」
「…あなたは親戚の葬式に妹と出席した。そこにいた黒い髪で黒い服をきた黒い靴の男にあなたは魅力を感じた。その男はあなたの妹の理想の男だった。その夜にあなたは妹をころした。その動機は？」
顎に手をあてて考える。
私がその立場だったら？
迷わずこういうだろう。
「妹をころせば、その人にまた葬式で会えると思ったから」
「そう…。じゃあ、次。あなたは自宅(マンション)のバルコニーに出た。すると男が女を刀で刺し殺していた。慌てて通報しようとした時、男と目が合ってしまった。男はあなたの方を指してその手を一定の動きで動かした。何故？」
「私のいる階数を数えてる」
「あなたがある家に泥棒に入った所、その家の主人が眠りから覚めあなたの顔を見た。するとあなたが見る前で鍵の掛からないタンスに入って隠れた。どうやってころす？」
「じーと待って出てきたところをころすかな」
ミサキは顔を顰めた。
「3問中、全部当てはまったわ。サイコパスね」
空いた口が塞がらない。
ああ、じゃあ、私が愛情も抱かないサイコパスなら
ヒビヤや、メカクシ団への想いは？
ただの執着だと言うの？
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エルフィール - 夢主さん……かっこいいです！とっても続きが気になりますっ！ (2015年8月27日 21時) (
レス) id: dd20ee8f18 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - ヒビヤ天使！天使天使天使天使天使天使（（殴グホ！ (2015年6月30日 16時) (レス) id: 351622247d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ - おいメグミ！！イラスト集のパス変えたりしたのか！？ ちょっ…入れないんだが！！ おい、このコメ見たらひこメカ関連のとこに一度は顔出せ！！ （←見たらこのコメ消していい） (2015年2月19日 8時) (レス) id: 1de8d2a034 (このIDを非表示/違反報告)
ネオン(プロフ) - うっほぉｗｗｗｗとりまやばたぁんｗｗｗｗｗ（（殴 うぐぅっ (2015年1月17日 12時) (レス) id: 962937abfa (このIDを非表示/違反報告)
くまこ - 相変わらずヒビヤが好きなのなｗ (2015年1月6日 23時) (レス) id: 23c0d5a001 (このIDを非表示/違反報告)
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