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第四十話 ページ1

一週間後



手術は成功で、歩けるようにはなったけど…。

久しぶりに歩くとなんか違和感がありすぎる。

今日はいよいよ、退院の日だ。

『私、どこに帰ればいいんだろ……』

なんか、友達がいたような…気が……。

うーん思い出せないや。

日記を見てみると、入院していた、一ヶ月間の事が書かれていた。

そこには、メカクシ団、とか、アジト、とか

書いてある。

メカクシ団のアジトに行けばいいのかな?

一番後ろのページに住所らしきものが書かれていた。

ここに、行くしかないよね……。


********************

『ここ?』

目の前に、107の番号のドア。

他にドアは無いのに107なんだ。

思い切って開けてみると、

視線が一気に集まった。

「A……?」
「A!」

フードを被った緑の髪の女の人が、

私を見て、泣きそうになっていた。

白いモコモコの髪の子が私に近寄る。

失礼なんだけど、私にはこの子がわからない。

『ええと…メカクシ団のアジトって、
ここで合ってるんですか、ね?』
「っ!?あ、あってるよ!」

いきなり、白いモコモコの子が、

涙目になって声を震わせた。

私、変なこと言ったかな……。

『あ、え…ど、どうしたの?』
「ううん、なんでもっ…ないの」

手の甲で涙を拭うその姿は痛々しかった。

『あの、私ってここの、住人か何かでした?』
「まぁそんなとこかな?君はある事情で、
入院してたんだよ」
『そう、なんですか』

猫目のパーカーの人が笑いながら説明をする。

私はメカクシ団の団員で、

ここに住んでいたようだ。

記憶障害だから忘れてたらしい。

日記にも同じ事が書かれていた。

皆はいい人達で、気さくだ。

一日で結構仲良くなれた。

『じゃ、じゃあ、ただいまでいいのかな?』
「うんっ!おかえり!」








__一からやり直そう。


__また君が消えてしまう前に。

第四十一話→



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エルフィール - 夢主さん……かっこいいです!とっても続きが気になりますっ! (2015年8月27日 21時) (レス) id: dd20ee8f18 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - ヒビヤ天使!天使天使天使天使天使天使((殴グホ! (2015年6月30日 16時) (レス) id: 351622247d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ - おいメグミ!!イラスト集のパス変えたりしたのか!? ちょっ…入れないんだが!! おい、このコメ見たらひこメカ関連のとこに一度は顔出せ!! (←見たらこのコメ消していい) (2015年2月19日 8時) (レス) id: 1de8d2a034 (このIDを非表示/違反報告)
ネオン(プロフ) - うっほぉwwwwとりまやばたぁんwwwww((殴 うぐぅっ (2015年1月17日 12時) (レス) id: 962937abfa (このIDを非表示/違反報告)
くまこ - 相変わらずヒビヤが好きなのなw (2015年1月6日 23時) (レス) id: 23c0d5a001 (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:   作成日時:2014年4月20日 23時

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