カズの隣で…。☆kazunari ninomiya☆【Part1】 (ページ20)

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♯20 一緒に帰んの？ページ20

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「カズ…？…何、してるの？こんな所で…」

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丸い背中にそっと話しかけると

振り向いたカズがじっと私の目を見た

「……？」

．

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和「オマエ待ってた」

．

．

和「……って言って欲しい？笑」

「!!…へ？…」

にやって意地悪く笑うカズに

「…い、言って欲しいなんて思ってないし！//」ってそう叫んだくせに

一気に熱を持った頬が

ﾄﾞｷﾄﾞｷしてたことを隠しきれてないことを知る

．

「……、っ…///」

和「…ブッ…お前、分かりやす過ぎ笑」

．

は…恥ずかしい…

穴があったら入りたいってこういう時に使うのかな…？

．

でもやっぱり穴になんて潜れないから…

中々収まらない鼓動を隠すように

鞄を両手でｷﾞｭｳ…って抱き締めて俯いた

.

和「…で？……一緒に帰んの？」

「……え？」

ぱって顔を上げたら

ん？って…どうすんの？って…

そんな瞳で見つめられて…

．

「おっ…同じマンションなんだから…しょうがない…もん///」

あわわー//ってなった胸の内に自分でもビックリしちゃったから

テンパって、またこんなに可愛くない返事をしてしまった…

．

和「ふ、…そりゃそーだわ笑」

可笑しそうにそう言って

よいしょ、って鞄を持ち直したら

和「…そんじゃ、しょうがないから一緒に帰ろっか笑」

って…

私の顔をﾋｮｲ…って覗き込んで笑った

「…///」

．

俯きながらもこくって頷いた私を満足そうに見て

やっと足を動かしたカズ

「…ま、待って…//」

歩き出した後ろ姿を慌てて追いかけたら

5月の夜の風が

火照った頬をからかうように撫でていったような気がした

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