This CRAZY loVe 2

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まだ意識が定まらなくて



息を整えようと大きく息をした


『大丈夫？』


藤ヶ谷くんはそう言いながら私に薄い布団をかけてくれた


「ん。でも………もうちょっと休まなきゃ……。」



久しぶりだった………



久しぶりの快.感に耐えられなかった



まだハァハァと肩で息をしていた



そんな私を後ろから優しく抱きしめて

『ごめんね。
　無理させちゃったかな？』

こんなに優しい言葉もかけてくれる



「大丈夫だよ？
　ありがと。」


抱きしめられた腕をギュッと握った



上がっていた脈拍も少しずつ落ち着いてきていた




私の首筋にチュッとキスをして

『ふふ……しちゃったね。』

そう言って笑った



言葉にされると恥ずかしく感じてしまう


「もう！
　言わないで……。」


『なんで？
　俺は嬉しいよ？
　………我慢してたんだけどな。』


ギュッと抱きしめる力が強くなった



『………ごめんね。』


耳元で藤ヶ谷くんの甘い声でそう謝られると
耳から首筋にかけてゾワっと何かが走ったように感じた



「ううん。
　私が決めたことだから。」



お互いに



これがダメなことだと
当たり前にわかっていた




ダメなのに………




止められなかった





共犯だった








けどこの関係は前には進まない






……………それもわかっていた






『………泊まってく？』




そう言われて一瞬考えたけど




「ううん。帰る。」



さすがにそれはよくないと思った




『そっか。』



納得したような返事をしたけど一瞬寂しそうな顔をしたのを見逃さなかった






ほんとは私もそうしたかったけど






そうすることで彼にのめり込んでしまいそうな自分も怖かった



思わず彼の頭をヨシヨシと撫でていた


すると彼は嬉しそうな顔をして私にギューっと抱きついてきた



思わず可愛くて


これが母性本能をくすぐるってやつなのかなって頭の中で考えていた

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