This CRAZY loVe 2

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クライマックスだと思われる花火の乱れ打ちが終わり

夜空にシンッと静寂が響いた





「………終わっちゃったかな。」




華やかな景色とは対照的な静けさだった


『……終わっちゃったね。』

藤ヶ谷くんの声が耳をくすぐった


そしてチュッと首筋に唇が落ちてきた



あ、私汗ばんでないかな？


咄嗟にそう思う


そのまま彼の唇は私の耳へと登ってきて
同時に右手が腰の辺りから侵入してきた


「ちょ、…ちょっと待って？
　私汗かいてるかも。
　お風呂入らない？」


『んー？
　気にしないけど？』


ペロッと首筋を舐められ
体がピクッと反応した


「私が気にするから………ね？」


藤ヶ谷くんはちょっと考えているようだったが……


『わかった。
　じゃ、一緒に入ろ？』


そう言って私の顔を自分の方に向け
噛み付くように唇を重ねた


『今日は……1秒たりとも離れないから。』


私の手を取って一緒にお風呂に向かう

また仲良くシャワーを浴びてお互いを洗い合った

お風呂から出て……


「あ！」


『え？』


私がおっきな声を出したから藤ヶ谷くんは驚いたようだった


「あの……ちょっと外で待ってて？」



体を拭いた藤ヶ谷くんを早々に洗面所から追い出す


私は……
持ってきたベビードールを着た


………恥ずかしい
ほんとに見せる？



洗面所の鏡にベビードールを着ている自分が写って
ものすごく恥ずかしくなってきた


コンコンコン


『Aさん？』


私がなかなか出て行かないから藤ヶ谷くんが不思議に思っているようだった


『入ってもいい？』


………もう、どうにでもなれだ


自分から少しだけドアを開けて顔を覗かせる
空いた隙間から藤ヶ谷くんが不思議そうな顔で覗いた



「あの………着てみたの。」



その言葉で彼の目線は私の顔から下に向かって移動した



『あ。』



私がベビードールを着ていることに気付いたようだ
と、同時にニヤッと笑った


『めっちゃいいじゃん。』



『……俺のために着てくれたの？
　ふふ。めっちゃかわい。』



耳元でそう囁かれて恥ずかしさで頭が沸騰しそうだった



「………っ。。。
　やっぱやめる………。」



『なんで？
　やめないでよ。』


後ろから抱きしめられる形になった

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