105時間目 ページ13
そんな調子で、一日を迎えた。
すぐに殺せんせーが来て、皆いっせいに席につく。
奥田さんは宿題で出された毒を渡していた。
先生は堂々とそれを飲む。
昨日あんな変化があったから、今度はどんな風になるのか私は、興味津々だった。
しかし、その変化は期待していたものではなかった。
「ありがとう奥田さん、君の薬のおかげで先生は新たなステージへ進めそうです。」
殺せんせーは確かにそう言った。
「グオオオオオ」という叫び声のようなものをあげながら、先生の体は＿＿
溶けた
クラス全員が思っただろう。
『また色々面倒くさくなりそう』
少なくとも、私はそう思った。
液状の先生はどんな隙間にも入り込む。
しかも、その状態で殺してみろと言った。
いやいや、無理でしょ！
「騙したんですか、殺せんせー！」
そう思うのも無理はない。
奥田さんは、『一番効果のある毒』と聞いて作ってきたのだから。
それが今、効果のあるどころか、先生をパワーアップさせてしまっている。
「奥田さん、暗殺には人を騙す国語力も必要ですよ。」
先生は続けて、暗殺に国語力がどれだけ必要かを話し始めた。
『人を騙すには相手の気持ちを知る必要がある』
『言葉に工夫する必要がある』
「上手な毒の盛り方、それに必要なのが国語力です。」
それからは、いつも通りの授業。
奥田さんも、色々知れたみたいだし、結果オーライなんじゃないかな。
…そういえば、まだあの人は来てないんだね。
来てないってことは、私も結構早くE組に来すぎたかも。
まだ、来ないのかな。
あの金髪美人さんは。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 543人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シノア(プロフ) - 安芸＠さん» わざわざ、ありがとうございます。実は現在は交換をやめているんです。一度、同じ注意を受けたので。しかし、こちらのフレコを消すのを忘れていたようです。注意してくださり、ありがとうございます。長文失礼しました。 (2015年5月6日 14時) (
レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
安芸＠(プロフ) - フレコの交換は､占ツクのルールの違反対象ですよ｡止めましょう｡ (2015年5月6日 14時) (携帯から) (レス) id: e2044727cb (このIDを非表示/違反報告)
唯愛 - あの、フレンドなりたいです!!^^* ちなみにフレコは495746681596です！宜しくお願いします← あの、友ってなれますかね…!?← 名前は一花.ё(にこ)です！** (2015年5月6日 14時) (レス) id: a8cf0d4600 (このIDを非表示/違反報告)
潮田彰 - 前世も貧乳だったのかなぁ･･･････････････。 (2015年4月27日 18時) (レス) id: 13460f9935 (このIDを非表示/違反報告)
ペルネコ(プロフ) - フレンド希望です！フレコは1907-7891-3633です (2015年4月11日 18時) (レス) id: 3b440bd0b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
