第二章一節 ページ9
*
いつもと変わらず喧騒が広がる事務所内で、四葉は変わらずパソコンと向かいキーボードを叩いていた。
ただひとつ、その顔にはどこか虚ろげな表情が映っている。
「んん〜〜ッ」
腕を上に伸ばして伸びをし終えると、キャスター式の椅子から立ち上がった。
向かった先は、医務室。
扉を開けるとちょうど敦が目を覚ましたところらしい。
国木田が動揺についてあたふたと説明しているところであった。
「敦くん、体調はどう?」
中島「アハハ、気を失ってただけみたいで…
ご心配をおかけしました…」
その言葉に嘘はない。
四葉は何もなかったことにほっと胸を撫で下ろした。
国木田「……まぁともあれ、コレはお前の招き入れた事態だ。
自分でできることを考えておけ。」
その一言で敦の表情は一変する。
何も言わずに話を聞いていた四葉はスゥッと目を細めた。
国木田がところで、と付け加えた。
国木田「先刻から捜しているんだが眼鏡を知らんか?」
あんぐりと口を開ける敦。
まさか頭の上に眼鏡を上げておきながらそれに気づかない人がリアルでも居たのか。←ちなみに作者もやったことがあります。素で。
「ぶふっwwwwwwwwwww」
噴き出した四葉は腹を抱えて大笑いしている。
国木田は理由が分からず首をかしげるばかり。
四葉はその様子を見てツボに入ったらしくさらに声を上げて笑う。
探偵社の和やかな日常の一端であった。
一方。
街では1つの不穏な影が動き始めている。
そのことを武装探偵社の誰も知るよしも無かった。
*
____
第二話突入ですね。
書くのが楽しくてついつい手が……
推敲は基本的にしてないのであとで見返すと文法がおかしい部分をよく見かけます。
その際はソッと修正しておりますが気づかない部分もありますので是非ご指摘ください。
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!? (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時