検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:23,596 hit

第一章五節 ページ7

ー四葉sideー




*



ひらひらと手を振って無抵抗を示す。
しかし。


芥川「貴方も僕らの敵となるのかッ!!」


感情に任せた黒獣がこちらに向かってくる。
1つ1つの動作がまるでスローモーションの様に見える中、敦くんが何かを叫んでいる。


中島「ッ四葉さん!!」


本能のままに体を横に反らして黒獣を軽くあしらう。

面食らった様子の敦くんに、大丈夫だよ、という意味を込めて微笑んだ。

デスク要員であろうとある程度の戦闘はできるんだよ?

そのまま彼の懐に入り込んだ。


彼の能力、“羅生門”はその特性を見る限り中距離程度でその真価を発揮するだろう。
だからこの至近距離からでは僕の方が有利だろう___


「ッ!!!」


素早く身を引く。
僕が先程までいたところはすでに空間を断絶するソレの餌食になっていた。


あと数コンマ気づくのが遅ければ__


ゾッとすると同時に態勢を崩す。

不安なバランスのまま身を引いてしまったせいでうまく立てていない。


「ッしまっ、」


黒獣が眼前に迫る。
反射的にギュッと目を瞑った。


中島「ギッ、ギャァァアア!!!」


痛みは、無い。
代わりに右足を真っ赤に染めた淳くんが、背を向けて立っていた。


グラリと傾く体に潤一郎くんの姿が重なる。


バキ、ベキと不穏な音をたてる淳くんの体が虎へと姿を変えていく。

大丈夫だろう。

そんな期待と裏腹に体は本能のままに彼に飛びかかった。


その時ふいにプツン、とスイッチが入る様な音が鳴った気がした。


*


_____
なんか恐ろしいほどのhit数に困惑しております。
そして終わらなかった『vsやつがれ戦』。
おそらく次回の六節で対やつがれは決着が着くと思います。
…………更新頑張ります(汗)

第一章六節→←第一章四節



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト小説 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!?  (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。