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第三章一節 ページ16

*


四葉が目を覚ますと薄暗い、とても衛生的とは言えない場所にいた。

両の手は鎖で繋がれていて動かす度に派手な音をたてる。


この場所に見覚えはあった。


(ポートマフィアの拘置所か。)


まだすこし怠い体は思うように動かすことができない。

この状況下での脱出はほぼ不可能だろう、とどこか客観的に考える。


その時唐突に、唯一の出口の扉が開いて明るい光が入った。

逆行でよく見えない中、誰かが此方に歩み寄ってくる。



中原「……よぉ。さァて、拷問の時間だぜ?“クローバー”。」


中原であった。
その言葉に四葉は忌々しげに吐き捨てた。


「……その名で呼ばないでくれる?」


中原「あ?手前のしたこと考えればこんな平和な名前でよかったじゃねぇか。」


四葉は唇を噛み締める。
その顔には嫌悪がくっきりと映し出されている。



中原「そうだろ?『ポートマフィア“最凶”の大量殺人鬼』さんよぉ。」


「五月蠅い。」


「っハ!!手前、今更罪の意識に堪えられねぇとかじゃねぇよな?」


「罪?罪の意識(そんなもの)はないけど?」


中原「嗚呼、アレか?…お前のに」


ヒュッ
そんな音がして中原の頬が熱を持つ。

後ろを見ると一本の刀が壁に深々と突き刺さっていた。


「あは、は。駄目だよ中也ァ。それは“タブー”だ。」


くい、と帽子を被り直すと改めて臨戦態勢に入る中原。

その時唐突に中原の無線に連絡が入った。


中原「……クローバー。太宰も捕らえられたとよ。」


途端に目を細める四葉。

その顔は嫌疑に染まっている。


「太宰くんが?何かの間違いか、それともなんの企みか。」


だよなぁ。
そう同感の意を示して部屋を出ていく中原。



(……あれ?拷問云々は回避…?)←



*



_____
相変わらずぶっ飛んでいる小説ですね。
そろそろ題名の伏線()回収をしたいです…。
どうにか都合いいストーリーにしてください四葉サン。
四葉「働けニート(作者)」
………ハイ。
頑張ります…;;

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト小説 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!?  (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時

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