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第二章六節 ページ14

*


バタンッ!!!

開けた扉を反射的に閉じた四葉。
しかしその甲斐むなしく扉の間に足を挟まれてこじ開けられた。


「いきなり何すんだ手前!!!!」


黙って声の主を睨み付ける四葉。
面倒くさそうに口を開いた。


「五月蠅い。何でこんな所にいるの。
____中也。」


扉の先にいる男__もとい中原はニイッと不敵な笑みを浮かべる。


中原「いやァ?まさか手前がこんなトコに居る何てなァ。しかもあの太宰と一緒に。」


中原「………手前に“こんなトコ”、無理だ。」



黙って聞いていた四葉はその表情を僅かながら堅くした。


「……用件はそれだけ?」


忌々しげに吐き捨てると中原はあぁそうだ、とすっとんきょうな声を出す。


「首領から言伝を預かっていてな。
____ポートマフィアに戻ってないか、だとよ。」



その言葉に狼狽える四葉。
顔には明らかに動揺と驚きが映っている。


「ッ僕は戻らない。これは僕の意思だ。」


それを聞いてふぅん、と小さく呟くと、中原は両手にはめている手袋を外した。



中原「まぁ無理矢理にでも連れてこいって言われてるからなァ。」


その言葉と共にいきなり四葉に殴りかかる中原。
咄嗟のことでかわしきれず、頬のあたりを拳が掠める。


「___う、ゲホッ、ゴホッ!!!」


唐突な咳でむせかえる四葉に中原も想定外らしく困惑の色を見せる。


中原「ッ手前、熱あんじゃねぇか!!」


「っう、え、ゴホッ、ゲホッ!!!」


反射的に腰を床に下ろす四葉。

カツカツと歩み寄った中原は苦しそうに悶える四葉を軽々と担ぎあげた。


中原「……まぁ、俺が気にするこたァねぇか。」


「ッ、う、あ…」


バタバタと手足を動かして抵抗を示すがいっこうに力が弱まる気配もない。


白く滲んでいく視界に四葉は意識を手放した。




*




____
だんだん設定がてんこ盛りになっていく四葉くん。
P2主人公の設定にて、落書き程度の物ですが四葉くんのイメ画を載せさせていただきました!!
よければ見てやってくださいな。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト小説 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!?  (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時

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