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麻耶「泣くなよ〜笑」
そう言って私の頭を撫で涙を拭う麻耶
「遅いよ……バカ泣」
もう一度、笑い合いたいと願っていた彼がここにいる
もう一度、隣で寄り添いたいと思っていた彼がここにいる
もう一度、伝えたかった想いがここにある
気づいたら麻耶に抱きしめられながら涙を流す私がいた
麻耶「ごめんな、不安にさせて…」
「ううん。絶対思い出すって信じてた…」
こうして麻耶を目の前にすると、喜びが涙となって頬を濡らす
そっと麻耶の胸から離れ
麻耶の目をじっと見つめる
麻耶「完璧に守りきれなくてごめんな」
悲しそうな顔で笑う麻耶
違うよ麻耶…
「あの時麻耶が守ってくれなかったら私はきっとここにいない。
だから麻耶は私のことしっかり守ってくれたよ
麻耶……ありがとう^^」
きっと今の私の顔は涙でぐちゃぐちゃだと思う
でもね、きっと1番いい笑顔だと思うんだ
気づいたら麻耶にも一筋の涙が頬を濡らしていた
目が合うと自然と笑がこぼれ
そして、触れるだけのキスをした
それは懐かしい恋の味がした
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ゆーさん - とっっっても面白かったです!シリーズ全部読ませていただきました!後半は泣きそうになってしまいました…小説で泣きそうになったのは初めてです!これからも他の小説がんばってください!応援してます! (2017年11月3日 11時) (レス) id: 9cbe8f019a (このIDを非表示/違反報告)
なりみっちぃ(プロフ) - こころさん» こころさん!コメントありがとうございます!至らない私ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです^^* (2016年10月15日 0時) (レス) id: f26ffbe547 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - この小説好きです!更新頑張ってください^^陰ながら応援させてもらいます!! (2016年10月13日 1時) (レス) id: 9f05ed3e74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なりみっちい | 作成日時:2016年10月6日 23時