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ふと立ち止まり、空を見上げた
真っ青な青空に、眩しいくらいの太陽が私たちを照り付ける
こんな時でも空は綺麗で…美しかった
「…手伝ってくれたのに、ごめんね」
自分でもわかるくらい力のない笑いが乾いた声に乗せて出た
無力な自分。
「ごめん、今日はもう帰るね」
誰かが口を開く前に家に向かって歩き出す
公園を横切り、工事裏を通る
いつもの道は麻耶との思い出しかなくて
無理矢理にでも避けて帰路につく
下品な笑みを浮かべ話しかけてくる奴らをことごとく無視し
気づいたら喧嘩をふっかけられ、感情もなく買っている自分
何もかもなくなったかのように空っぽだった
不良達は情けない捨てゼリフを吐き去っていく
殴られ切れた口端から出る血を拭い
また、再び歩き始める
さぁ。久しぶりに帰宅だ
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ゆーさん - とっっっても面白かったです!シリーズ全部読ませていただきました!後半は泣きそうになってしまいました…小説で泣きそうになったのは初めてです!これからも他の小説がんばってください!応援してます! (2017年11月3日 11時) (レス) id: 9cbe8f019a (このIDを非表示/違反報告)
なりみっちぃ(プロフ) - こころさん» こころさん!コメントありがとうございます!至らない私ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです^^* (2016年10月15日 0時) (レス) id: f26ffbe547 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - この小説好きです!更新頑張ってください^^陰ながら応援させてもらいます!! (2016年10月13日 1時) (レス) id: 9f05ed3e74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なりみっちい | 作成日時:2016年10月6日 23時