ねぇ、好きだって言ってよ。【進撃の巨人】

31.援護 ページ33

「巨人が沢山いるところの援護をしてほしい？」

「あぁ。」

いつにも増して真剣な表情で返事をしたエルヴィン。


只今門の前にいます。

話によればさっきナナバから聞いたように、今日は巨人が沢山いる森をハンジ達が調査する予定だったらしい。

だが予想以上にいる恐れがあるから、私の班にも手伝ってほしい…との事だ。


「私は全然いいよー。
リヴァイ、どうする？」

「あぁ、俺も構わない。」

「すまないな。では頼む。」






そして壁外調査に出発し、すぐさまその森へと到着した。


「なんじゃこりゃあ。」

と、口をあんぐりと開けた私。


「テンション上がるぅ！」

と、恋する乙女のような表情のハンジ。


「やっぱり援護に来てよかったな…。」

と、相変わらず冷静なリヴァイ。



やはり思ってた以上に巨人がうじゃうじゃいた。

いくらメンバーが強いからとはいえ、さすがに多すぎる。



「んーと…で？とにかく倒せばいいの？」

簡単に言ってみたけど、倒せるのかなこの量。


「みたいだな…。」

リヴァイも少し不安そうだ。

「じゃ、周り見回していなくなったなーと思ったらここに集合で！」

ハンジは元気そうにそう言う。



「相当時間かかりそうだねー…。」

いつも素敵な笑顔のナナバも、少し表情がつっている。


「仕方ないな…。」

ミケも不安そうだ。




「じゃあみんな、またあとで!!」

というハンジの声を合図に、ばばっとみんな一斉に飛んでいった。



木があるから戦いやすい。


範囲が広いので、周りを見渡しても誰も見えない。



「こりゃあ寂しい戦いだなぁ、ふふ。
せいっ！」

ざしゅっと、うなじを削ぐ。


リヴァイは大丈夫かなぁ。

せめてリヴァイと一緒に行動したかったな…。

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