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翌朝､朝ご飯当番であるAは少し早めに起きて屋上で太陽の光を浴びていた｡
｢んー……っ！！今日もいい天気！｣
軽く体をストレッチして屋上から二階へと戻ると､俊平と陽がリビングのスペースでまだぐっすりと寝ていた｡
すかーっと気持ちよさそうに寝てる顔はやっぱり親子｡そっくりな寝姿にふふっと笑みをこぼして､Aは二人を起こさないようにゆっくりと一階へと降りた｡
二階にはコンロがないので料理する時は一階のカウンターを使う｡
冷蔵庫を開けて使う食材を選んでいると､お弁当当番の礼が起きてきた｡
｢おはようございます！｣
｢おはようAさん｣
｢朝ご飯､卵焼き作ろうと思ってるんですけど､良かったらお弁当に入れます？｣
｢うん｡貰おうかな｣
さすが飲食店だけあって､家庭用のキッチンよりも広くて火力がある｡朝ごはんを作るAの横で､礼もお弁当に入れるおかずを作る｡
｢さすが礼さん｡手際いいですね！｣
｢Aさんこそ｡この卵焼きすごく美味しそう｡Aさんはだしの素入れるのね｣
｢そうなんです｡母がいつもこれだったんで｡礼さんのお家はやっぱり砂糖派ですか？｣
｢うん｡でもきっと雫､この卵焼き気にいると思うな｣
｢ふふ｡なんか不思議ですね｡こうやって同じ台所に立ってるなんて｣
｢ふふ｡本当｣
くすくすとお互いに笑い合って､お弁当のおかずを協力して詰めていく｡９人分のお弁当箱が並ぶ様のはなかなかの光景だった｡
そうしてるうちに､二階では俊平と陽を始めみんなが続々と起きていた｡
｢陽着替えるよー！｣
｢あれ｡大地ごめーん！タオル持ってきてー！｣
｢うん｣
｢ママー！髪やってー？｣
｢はいはい！ちょっと待ってー｣
バタバタとそれぞれ慌ただしく朝の準備をする中､Aはみんなの分の朝食を並べていく｡
やがて店の開店準備をしていた蒼介も二階に上がってくると､８人みんなでテーブルを囲んだ｡
｢はい､それでは皆さんご一緒に？｣
｢｢｢｢いただきまーす！！｣｣｣｣
｢ん！この卵焼きうま！！｣
蒼介は卵焼きを一つ食いに入れると､うわぁ……と噛み締めるように味わう｡
そして俊平もどれどれと卵焼きをパクリ｡
｢ん！Aさんこれめっちゃくちゃ美味しいです！｣
｢お口にあって良かった……｣
｢卵焼きのワンランク上って感じ……｡このふわふわ感最高……！A料理上手いんだ！｣
思ったよりもかなりの高評価で､Aはほっと胸を撫で下ろした｡
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とも(プロフ) - 楽しかったですー(^ー^)!!!今後の続きも楽しみにしてます♪ (2021年9月12日 0時) (
レス) id: ff2a1100bf (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんGirl(プロフ) - 待っていました！ありがとうございます！ぜひスローペースになってもいいのでぜひ続けて書いてください！ (2021年9月8日 16時) (レス) id: 651e60b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - たのしみに待ってます！ (2021年9月8日 1時) (レス) id: 553ee9b60b (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 優衣之助さん» コメントありがとうございます！少しスローペースになるとは思いますが､頑張ります(´∀｀*) (2021年8月18日 20時) (レス) id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
優衣之助 - 待ってました！いやーこの後の物語も楽しみです！待ってます！頑張ってください！ (2021年8月18日 1時) (レス) id: 6e2a5698bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ShinyStars1029?s=09
作成日時：2021年8月18日 0時
