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｢そうなんですよ｡いつも乾かすの大変で｣
｢なんか……新鮮です｡綺麗ですね｣
｢え？｣
｢｢え！？｣｣
俊平の発言にAが思わず固まってしまい､その会話がすぐ近くにいた蒼介達にももちろん筒抜けだったため､蒼介とめいくが物凄い勢いでこちらを振り返った｡声には出ていないが礼も視線だけはばっちり俊平に向けていて､四人の視線を一身に受けた俊平は｢え？｣と同じく固まる｡
｢え……あ……あ！ち､違いますよ！？そのいや綺麗なんですけど！か､髪が！！｣
｢あ､そ､そうですよね……！！｣
慌てて取り繕う二人の間で､陽は不思議そうに二人の顔をキョロキョロと見ている｡
めいくと蒼介はふーん……と意味深な顔をしてお互いに顔を見合わせた｡
そしてそのニヤニヤの顔のまま､めいくはお風呂場へと向かう｡
｢んじゃ､最後お風呂入りまーす！｣
｢は､はーい！ごゆっくり！｣
｢いってらっしゃい……｣
｢Aさん､ドライヤーならうちのがあるんで使います？｣
｢あ､ありがとうございます！｣
Aがパタパタと礼達の方へ駆け寄っていくと､俊平はふぅ……と息を吐いた｡
相変わらず蒼介は面白そうに俊平を見ていたけれど､あえてそこは突っ込まずにおいたのであった｡
そうしてめいくがお風呂に入っている間､A達はみんなで遊べる玩具でテーブルを囲んでいると､お風呂場からめいくの声が聞こえてきた｡
｢ねぇー！誰か私の部屋からさー！｣
｢えー！？｣
｢あーいいや！ちょっと一瞬そっち行くから見ないでー！｣
｢え？｣と一同が聞き返す暇もないまま､タオルを巻いためいくがスパーン！とお風呂場の戸を開けて出てくる｡
慌てて俊平と蒼介が目を逸らすものの､めいくは構わずズカズカと自分の部屋へと向かっていく｡
｢ドキッとしないで！｣
｢するか！！｣
｢明日私お弁当当番だけど持ってく？｣
｢持ってくー！｣
｢はーい｣
めいくは礼に返事をして､自分の部屋から着替えを持って再び部屋から出てくると､シャキーン！と何故かその格好のままポーズを決めたのだ｡
｢トリプルイエロー参上！！｣
｢めいくさんタオルタオル！！｣
｢何やってんだよ！｣
｢きゃー！！大変だー！！｣
陽達が面白がって逃げ回ると､めいくもタオルを巻いたままそれを追いかけ回す｡
俊平達のその賑やかな笑い声は外まで響き､そんなにじやの二階の窓を小さな影がじっと見つめていたことを､この時はまだ誰も知らなかった｡
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とも(プロフ) - 楽しかったですー(^ー^)!!!今後の続きも楽しみにしてます♪ (2021年9月12日 0時) (
レス) id: ff2a1100bf (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんGirl(プロフ) - 待っていました！ありがとうございます！ぜひスローペースになってもいいのでぜひ続けて書いてください！ (2021年9月8日 16時) (レス) id: 651e60b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - たのしみに待ってます！ (2021年9月8日 1時) (レス) id: 553ee9b60b (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 優衣之助さん» コメントありがとうございます！少しスローペースになるとは思いますが､頑張ります(´∀｀*) (2021年8月18日 20時) (レス) id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
優衣之助 - 待ってました！いやーこの後の物語も楽しみです！待ってます！頑張ってください！ (2021年8月18日 1時) (レス) id: 6e2a5698bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ShinyStars1029?s=09
作成日時：2021年8月18日 0時
