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しかし､朝はみんなのんびりしていられない｡朝ご飯を食べ終わると早々に出かける準備に取り掛かった｡
｢礼さん！ありがとうございます！｣
｢ありがとうー！｣
｢はーいどうぞー！｣
出かける準備が完了し､各々礼にお礼を言いながら自分たちのお弁当箱を持っていく｡
今日はAは夏休みシフトの関係で休みのため､蒼介達と一緒にみんなを見送る｡
俊平が陽を自転車に乗せたのを確認すると､Aは陽に歩み寄った｡
｢陽君｡今日は先生お休みだから､圭太先生と沢山遊んできてね？｣
｢うん！｣
元気頷く陽のほっぺを撫でたあと､俊平にも笑みを向ける｡すると俊平もひまわりのような笑顔でAを見た｡
蒼介もその光景を微笑ましそうに見ると､｢よし！｣と声を上げる｡
｢じゃあみんな行ってらっしゃい！｣
｢いってきまーす｣
｢おやっさん！今日も借りてくね？｣
｢そんなおんぼろで大丈夫かい？｣
自転車でのデリバリーのバイトを始めためいくは､すっかり愛車になったにじやの自転車に跨り得意げに笑う｡自転車は昔ながらの古いものだが､めいくにはこれがいいらしい｡
｢これのおかげで街の視線釘付けだから！｣
｢よーし！スーパーエキゾチック号！！｣
｢しゅっぱーつ！｣
俊平の声で､今日も元気に走っていく三台の自転車｡A達はその背中を手を振って見送る｡
｢いってらっしゃーい！｣
やがてみんなの姿が見えなくなると､Aはふぅ……と息をついて手を下ろした｡
｢よし！私もやることやらなくちゃ！大地君､お手伝いしてくれる？｣
｢うん！｣
｢お｡何するんだ？｣
｢みんなで遊べるもの作ろうと思って！｣
｢遊べるもの？｣と首を傾げる一同に､Aは一人楽しそうに笑みを浮かべたのであった｡
＊＊＊＊＊＊＊
｢よし！これだけあれば大丈夫かな！｣
｢先生､これベットボトル？｣
大地の目の前には､たくさんのペットボトルが積まれていた｡みんなが飲んだペットボトルを洗って乾かしておいたものだ｡
｢そう｡まずはこれを好きにデコっちゃいます｣
｢？｣
｢色紙とかビニールテープとか使って､大地君の自由にこのペットボトルを飾り付けちゃおう！例えば……先生だったら色紙をハートの形に切って､ほら｡ペットボトルに貼ると可愛いでしょ？｣
｢うん！｣
｢これをたくさん作って､みんなで輪投げしたら楽しいと思わない？｣
Aがそう提案すると､大地も目をキラキラさせながらこくりと頷く｡
｢みんなが帰ってくるまでに完成させて遊ぼうね！｣
｢うん！｣
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とも(プロフ) - 楽しかったですー(^ー^)!!!今後の続きも楽しみにしてます♪ (2021年9月12日 0時) (
レス) id: ff2a1100bf (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんGirl(プロフ) - 待っていました！ありがとうございます！ぜひスローペースになってもいいのでぜひ続けて書いてください！ (2021年9月8日 16時) (レス) id: 651e60b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - たのしみに待ってます！ (2021年9月8日 1時) (レス) id: 553ee9b60b (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 優衣之助さん» コメントありがとうございます！少しスローペースになるとは思いますが､頑張ります(´∀｀*) (2021年8月18日 20時) (レス) id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
優衣之助 - 待ってました！いやーこの後の物語も楽しみです！待ってます！頑張ってください！ (2021年8月18日 1時) (レス) id: 6e2a5698bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ShinyStars1029?s=09
作成日時：2021年8月18日 0時
