お小姓さん ページ9
「はあ・・・・」
夕方の屯所の縁側でため息を漏らす。
特に不自由は無さそうだし剣術も褒めてもらえた。
それはとてもうれしいのだが、何で俺は沖田さんの小姓になったんだ？？
手合せの後・・・・
藤「すっげーーーー・・・・もう隊士でいいんじゃね？充分つえーよ」
永「女の子とは思えない太刀筋だったな・・・」
「いえ・・・」
それは女子としてどうなのでしょうか・・・・
男の格好をしていてもなんだか・・・
山「これで、選択肢が増えました。どうしますか。」
土「・・・隊士とする人材としては充分すぎるくらいだが、平隊士と一緒にしとくのは
少し危ない・・か。面倒だな。」
すいません。
沖「もう、土方さんの小姓さんでいいじゃないですか。」
土「いらねえよ。じゃあ総司。お前の小姓にする。」
沖「僕だっていいです。」
近「まぁそういわないで小姓をつけてもらえばいいじゃないか。」
沖「近藤さんまで何を・・・」
近藤さんに言われて弱腰になる沖田さんに土方さんが追い打ちをかけた。
土「言いだしっぺはお前だしな。」
幼いことを言うこともあるんだな・・・
沖「はいはい。わかりました。小姓さんをつけてもらいます。
土方さんは全部知ってるみたいでいいですよねー。」
「？」
土「これで決まりだな。部屋は総司の部屋の隣に用意してやる。それでいいだろ。」
「はい。ありがとうございます。沖田さんよろしくお願いします」
沖「・・・」
俺をじっと見たまま、沖田さんは何も言わない。
「？」
永「そうへそ曲げてねぇでなんか言え。喜べって。」
沖「喜んでますよ。ほら、わーい。」
永「・・・総司・・・おまえ・・・」
すいません沖田さん。迷惑にならないようにします・・・・・
「すいません・・・・」
思い出したら誰もいないところで誤ってしまっていた。
沖「誰に誤ってるの？」
「沖田さんに・・・」
夢見心地だったのか、俺は正直に言ってしまった。
「あっ・・いや違っ・・・」
口を押えてうろたえる。
そんな俺を見て沖田さんは笑い出した。
沖「あははは、君、正直だね・・・っあははは」
「え、あ、ありがとうございます・・・？」
沖「久々に面白い人を見たもんだから・・・ごめんね・・・！あははは！」
「えぇ・・・」
沖「はは・・・・あー、おなか痛いな・・。」
そりゃそんなに笑っていらっしゃったんですから痛いでしょうよ。
沖「あ、夕飯の支度ができたみたいだよ。一君が来た」
沖田さんて・・・・
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付雲さくや - すみません…失礼します。 龍之助は『伊吹』ではなく、『井吹』です。 (2018年3月17日 21時) (
レス) id: 3d0c4baa71 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです☆ (2013年11月8日 21時) (レス) id: babb1f1075 (このIDを非表示/違反報告)
ソラウ - すごく好きな主人公さんです♪続きがすごく読みたくなります！ (2013年11月8日 21時) (レス) id: cc1ae89777 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります♪ (2013年10月20日 18時) (レス) id: 512126c44c (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - 面白かったです♪続き楽しみです^ ^ (2013年10月20日 14時) (レス) id: 7bfc1ac2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音桜花 | 作成日時：2013年10月5日 21時
