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理由と男装 ページ7

幹部連中に囲まれて正座をしている俺は、
かなり弱そうに見えることだろう。

自己紹介をしてもらった後、今こうして話し合っている。

土「で、お前は何であの蘭法医に用があるんだ」
 「綱道は家族の仇だ。あいつが
俺の家族を殺した。」
驚く幹部連中に俺はすべて話した。

父が羅刹の研究をしてここに来ていたこと、死んだときのこと、
母のこと、姉のこと。

話している間に震えるのを必死でこらえた。
涙が出そうになるのを我慢した。
弱い部分なんて、見られたくなかった。

 「俺は別に綱道を殺したいわけじゃない。ただ、俺の家族をどうして殺したのか
聞きたいだけだ。・・・でも、いざ顔を合わせたら斬ってしまうかもしれない」

近「そうか・・・・。君はそんな理由で・・・・いやしかし、
君のお父上は確か3人姉妹だと言っていたような・・・思い違いだったか・・」

ハッとした。嘘ではないが、形からして俺は男・・・・・

女の一人旅かつ治安の悪い京となれば刀を振るうこともあると思い
こんな格好だが・・・・俺は女だし。
でも今更、女ですなんて・・・・
その時、沖田さんが口を開いた。

沖「近藤さん、この子、どう見たって
女の子じゃないですか。口調や格好はともかく、
ですけど。」
近「そうなのか・・・?・・気付かなんだ・・・」
永「総司・・・今おめぇ・・・なんて・・・?」
藤「お・・・女・・?」
 「・・・・・え・・・?」
見抜かれた。
しかも、どう見たってって言われた・・・・・

「いつからわかってたんだ?」
少し睨んで言ってみる。
が、沖田さんは表情を変えない。
沖「あの山の中で会ったときかなぁ?ね、土方さん」

話を振られて土方さんは、「はぁ・・・」、とため息をついた。

土「で、仇を探すためにここまで小娘が一人で京まで来たってのか。」
おもいっきり話を修正されたことに
不満そうにする沖田さんはほっといて。

「はい。」

すると、ニコニコしながら藤堂さんが
話しかけてきた。
藤「女で羅刹を倒せるなんてすげーじゃん!」
明るく言う彼は少し幼く見えた。

「ありがとう。」
父に習った剣術をほめてもらえたのがうれしくて
俺は自然と頬が緩んだ。

手合わせ→←ここはもしかして・・・


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設定タグ:薄桜鬼 , 壬生浪士組 , 新選組   
作品ジャンル:アニメ
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付雲さくや - すみません…失礼します。 龍之助は『伊吹』ではなく、『井吹』です。 (2018年3月17日 21時) (レス) id: 3d0c4baa71 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます!うれしいです☆ (2013年11月8日 21時) (レス) id: babb1f1075 (このIDを非表示/違反報告)
ソラウ - すごく好きな主人公さんです♪続きがすごく読みたくなります! (2013年11月8日 21時) (レス) id: cc1ae89777 (このIDを非表示/違反報告)
心音桜花(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります♪ (2013年10月20日 18時) (レス) id: 512126c44c (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - 面白かったです♪続き楽しみです^ ^ (2013年10月20日 14時) (レス) id: 7bfc1ac2a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心音桜花 | 作成日時:2013年10月5日 21時

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